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テレビと新聞   落石

2007年04月22日 12時48分44秒 | Weblog
現代は情報があふれる時代。本当か嘘か、判断に迷う情報に満ち溢れている。
こうした時代に自分らしさを保つには、どうしたら良いのか?
固い言葉でいえば、主体性を保つには、どうメデイアに接したら良いのか?

あの二つの「9・11」事件。
一つはアメリカの9・11、もう一つは小泉さんの行った選挙。
いずれもテレビの報道に釘付けになったのは私だけではないと思います。
テレビは「時間」のメデイア。リアルタイムの出来事には強い。
その擬似体験のなかで私達は、無意識のうちに、その出来事の意味を求めている。
新しい大きな出来事ほど、意味が分からないと、落ち着かないので、
コメンテーターの言葉を求めている。
ステレオタイプの意味づけに一応、心満たされ、スイッチを切る。

問題は、こうした体験を続けていると、自分らしさが知らず知らずの間に
失われていくことです。
テレビの報道は事件など新しい出来事を次ぎ次に伝えてくれますが、
その出来事の間の関連性については、なにも伝えてくれないからです。
ばらばらの記憶が頭のなかに残っているだけです。

主体性を確立するには、こうした記憶を取捨選択し、自分なりに
世界を構築して行かなくてはなりません。
新聞・雑誌・本など、活字メデイアの出番です。
何回も読み直すことが出来、自分の記憶を自分なりに編集して行く事が出来るからです。
(現在の日本新聞が、こうした役割に自覚的ではなく、トクダネや速報を競っているのは
時代の要請を見失っていると思います。)

私達は、こうしたメデイアの特色を無意識に使い分けているはずです。
でも、少し意識的になるだけで、情報の洪水のなかで溺れることが少なくなると思います。

では、インターネットは?

コメント (6)
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