♪
若者たちの歌がきこえるか
光求め高まる歌の声が
世に苦しみの炎消えないが
どんな闇夜もやがて朝が
♪
(岩谷時子訳詞 民衆の歌)
エピローグ、ファンティーヌとエポニーヌがバルジャンを迎えにきて、最後はこのアカペラコーラスから始まる「民衆の歌」で3時間15分の舞台は幕を閉じます。天国に迎え入れられる時バルジャンは司教様にお辞儀をします。10月の名古屋公演で始めて気づきました。
岩谷時子さん、本田美奈子さん、お二人で凱旋公演の舞台を空から見守っていてくださるのかな、などつらつら考えると涙があふれてきそうになります。
いろんな命がある。幼くして、若くして旅立つ命もあれば天寿を全うして旅立つ命もある。どうしてそうなのかは誰にもわからない。ただ今生きている人は生きている限り、先に旅立った人の分まで一生懸命生きていかなければならない。
人は生まれた時から与えられた時間って決まっているのかな。そう思うしかない。
わたしには想像もできないような、あるいはとても耐えられそうにもない色んな苦しいことや悲しいことがこの世にはある。ここに至るまでの歴史の中には数えきれないほどそんなことがあっただろうし、今現在もどこかで悲しいこと、苦しいことは起こっていてそれを受け入れていかなければならない人がいる。
先日ある方の幼い頃の太平洋戦争中の体験をお聞きして、わたしにはとても耐えられそうにないすさまじい体験で、自分がその方と同じ状況に置かれたとしたら耐えられるだろうか、想像することができません。
わたしも人から見ればすごい体験をしてきているのですが、幸いなことに現場をみていない。もしみていたら自分はどうなっていただろう、時々考えると身体が震えます。こんなことは考えない方がいいですね。でも時々ふっと考えます。私の知らないところではそういう体験をしている人もたくさんいる。生きていくという現実はドロドロ。それに耐えられないとセラピストの仕事ってできないんでしょうね。
わたしにはきついかな・・・。今はまだ自分でもわかりません。
バリケード戦のシーンで、エポニーヌ・チビ犬ガブローシュ・アンジョルラス・学生たちと次々と命を落としていきますが、舞台は映像のようなリアルさがないので、命を散らしていく姿が美しい絵姿として観る者の心に刻まれていく。
バリケード戦で散っていった命、バルジャンの命は、コゼットとマリウスへとつながっていく。苦しくても生きている限り希望を持って生きていきたい。この舞台から受け取るメッセージは、命はつながっていくんだということ、希望の光です。
以下は9月27日の朝日カルチャーセンターでの川口さんと吉原さんのお話のメモの中から箇条書きです。
エピローグは、楽器の音を抑えて声を小さくして、ひとつひとつを細かく丁寧に演じていく。演じる者にとってかなりきついが最大の見せ場。「誰かを愛することは神さまのおそばにいることだ」-このバルジャンの最後の言葉にすべてが集約されている。-バルジャンの歌声にファンティーヌとエポニーヌの歌声が重なっていく場面です。
『レ・ミゼラブル』はたった3つの音から始まった。
エポニーヌの「ひとり♪」のシンプルな音に色んなバリエーションが加わってできあがっている。
無駄な台詞はひとつもない。音楽がすごくいいので、無理に自分でどこかかえてやろうとせず、のっかっていけばいい。難しい楽曲に逆に助けられている。
上の写真は、公式フェイスブックからの転用で、ウエディングシーンのティナルディエ夫妻です。しぶとく生き抜いていく強さを感じます。
読んでくださる方にはなにがつながっているのかよくわからない、
まとまりのない文章になっていると思います。
これから観劇に行くのであとで書き直してしまうかもしれません。
よろしければまた訪問してください。
************************
ソワレ観劇してきました。
キャストの皆さんの全身全霊の演技、すごい迫力でした。ドキドキ、バクバク。
川口さんジャベール-すごい声量、低音がより響いて圧倒されました。
丹宗さんグランデール-バリケードの場面で酔っ払いながら「世界は忘れないか、死は無駄じゃないか」とアンジョルラスに投げかけるシーンがより印象的でした。ガブとの仲良しぶりもより心がなごみます。
他にも色々と心にのこる場面の連続で、一幕が終わって休憩になったとき、ここはどこ?ぐらいに集中していました。
堪能しました。心のエネルギーをいただきました。
現実に帰れば不安だらけの毎日ですが行けるところまで行くしかない。
一生懸命生きていこうと思います。
原作本が最近漫画化され始めていて、第一話のお試し読み小冊子(非売品)が無料で配布されていたのでもらってきました。舞台の始まり、バルジャンが徒刑場に至る場面までの物語がよくわかりました。
今よりももっと一日一日を生き抜いていく、命をつないでいくことに必死であった18世紀のフランス-特権をもたず重税に苦しむ貧しき平民ー
♪一日が終わりゃ寒くなる
長い夜が始まる
仕事なけりゃ死ぬだけ♪
断片的におぼえている部分だけですが、『一日の終わり』というアンサンブルの皆さんのコーラスは毎回凄味があってゾクっとします。
いろいろと思いは尽きませんが今日はここまです。
まだ観劇予定もあるのでまた書ければと思います。
携帯で撮っているのでブレブレの写真ですが載せます。



若者たちの歌がきこえるか
光求め高まる歌の声が
世に苦しみの炎消えないが
どんな闇夜もやがて朝が
♪
(岩谷時子訳詞 民衆の歌)
エピローグ、ファンティーヌとエポニーヌがバルジャンを迎えにきて、最後はこのアカペラコーラスから始まる「民衆の歌」で3時間15分の舞台は幕を閉じます。天国に迎え入れられる時バルジャンは司教様にお辞儀をします。10月の名古屋公演で始めて気づきました。
岩谷時子さん、本田美奈子さん、お二人で凱旋公演の舞台を空から見守っていてくださるのかな、などつらつら考えると涙があふれてきそうになります。
いろんな命がある。幼くして、若くして旅立つ命もあれば天寿を全うして旅立つ命もある。どうしてそうなのかは誰にもわからない。ただ今生きている人は生きている限り、先に旅立った人の分まで一生懸命生きていかなければならない。
人は生まれた時から与えられた時間って決まっているのかな。そう思うしかない。
わたしには想像もできないような、あるいはとても耐えられそうにもない色んな苦しいことや悲しいことがこの世にはある。ここに至るまでの歴史の中には数えきれないほどそんなことがあっただろうし、今現在もどこかで悲しいこと、苦しいことは起こっていてそれを受け入れていかなければならない人がいる。
先日ある方の幼い頃の太平洋戦争中の体験をお聞きして、わたしにはとても耐えられそうにないすさまじい体験で、自分がその方と同じ状況に置かれたとしたら耐えられるだろうか、想像することができません。
わたしも人から見ればすごい体験をしてきているのですが、幸いなことに現場をみていない。もしみていたら自分はどうなっていただろう、時々考えると身体が震えます。こんなことは考えない方がいいですね。でも時々ふっと考えます。私の知らないところではそういう体験をしている人もたくさんいる。生きていくという現実はドロドロ。それに耐えられないとセラピストの仕事ってできないんでしょうね。
わたしにはきついかな・・・。今はまだ自分でもわかりません。
バリケード戦のシーンで、エポニーヌ・チビ犬ガブローシュ・アンジョルラス・学生たちと次々と命を落としていきますが、舞台は映像のようなリアルさがないので、命を散らしていく姿が美しい絵姿として観る者の心に刻まれていく。
バリケード戦で散っていった命、バルジャンの命は、コゼットとマリウスへとつながっていく。苦しくても生きている限り希望を持って生きていきたい。この舞台から受け取るメッセージは、命はつながっていくんだということ、希望の光です。
以下は9月27日の朝日カルチャーセンターでの川口さんと吉原さんのお話のメモの中から箇条書きです。
エピローグは、楽器の音を抑えて声を小さくして、ひとつひとつを細かく丁寧に演じていく。演じる者にとってかなりきついが最大の見せ場。「誰かを愛することは神さまのおそばにいることだ」-このバルジャンの最後の言葉にすべてが集約されている。-バルジャンの歌声にファンティーヌとエポニーヌの歌声が重なっていく場面です。
『レ・ミゼラブル』はたった3つの音から始まった。
エポニーヌの「ひとり♪」のシンプルな音に色んなバリエーションが加わってできあがっている。
無駄な台詞はひとつもない。音楽がすごくいいので、無理に自分でどこかかえてやろうとせず、のっかっていけばいい。難しい楽曲に逆に助けられている。
上の写真は、公式フェイスブックからの転用で、ウエディングシーンのティナルディエ夫妻です。しぶとく生き抜いていく強さを感じます。
読んでくださる方にはなにがつながっているのかよくわからない、
まとまりのない文章になっていると思います。
これから観劇に行くのであとで書き直してしまうかもしれません。
よろしければまた訪問してください。
************************
ソワレ観劇してきました。
キャストの皆さんの全身全霊の演技、すごい迫力でした。ドキドキ、バクバク。
川口さんジャベール-すごい声量、低音がより響いて圧倒されました。
丹宗さんグランデール-バリケードの場面で酔っ払いながら「世界は忘れないか、死は無駄じゃないか」とアンジョルラスに投げかけるシーンがより印象的でした。ガブとの仲良しぶりもより心がなごみます。
他にも色々と心にのこる場面の連続で、一幕が終わって休憩になったとき、ここはどこ?ぐらいに集中していました。
堪能しました。心のエネルギーをいただきました。
現実に帰れば不安だらけの毎日ですが行けるところまで行くしかない。
一生懸命生きていこうと思います。
原作本が最近漫画化され始めていて、第一話のお試し読み小冊子(非売品)が無料で配布されていたのでもらってきました。舞台の始まり、バルジャンが徒刑場に至る場面までの物語がよくわかりました。
今よりももっと一日一日を生き抜いていく、命をつないでいくことに必死であった18世紀のフランス-特権をもたず重税に苦しむ貧しき平民ー
♪一日が終わりゃ寒くなる
長い夜が始まる
仕事なけりゃ死ぬだけ♪
断片的におぼえている部分だけですが、『一日の終わり』というアンサンブルの皆さんのコーラスは毎回凄味があってゾクっとします。
いろいろと思いは尽きませんが今日はここまです。
まだ観劇予定もあるのでまた書ければと思います。
携帯で撮っているのでブレブレの写真ですが載せます。


