たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

一日の終わり・・・

2016年10月09日 23時21分58秒 | 日記
 今日はどうしても土曜日の感覚。明日が休みなのは幸い。日曜日なのに土曜日みたいな感覚になってしまう土曜出勤はあと5回。まだ5回もあると思うか、もうあと5回しかないと思うかは人それぞれ。わたしの中ではあと5回もあります。長いなあ、あー長い、ほんとに長いよ。ようやくマンションの契約書類を確認。更新料の支払期限が10月20日とあります。12月半ばの更新なのにずいぶん早いなあ。労働局へ書類を提出するなら提出するのは11月17日まで。どちらもどうするかな。決めなければならないことが同時進行。自分、これからどこでどうやって生き延びていくんでしょうね。なんにも決められないまま時は流れていきます。明日は息抜きに「真田十勇士」予約しています。楽しもう。あんまり先のことを考えすぎて悩んでも仕方ない。一日一日を生き延びて行くのに精いっぱいでもいいじゃないですか。今は12月28日が本当に訪れるとは思えない心境です。一日も早く木枯らしが吹いてクリスマスが訪れてほしい。そればっかりをひたすら願い続けています。ほんとこの仕事はもういい。二度とまっぴらごめん。この夏はいつまでももあっと暑くてとりわけおかしな夏。ほんとに長い夏。ようやく秋がやってきました。もうすぐ冬の兆しかな・・・。

 一日の終わりは今日も清史郎君にいやされつつ終わりたいです。写真はわたしが行けなかった映画『クハナ』の初日舞台あいさつ。シネマトゥディから転用しています。

 

ごまかしはいらない

2016年10月09日 16時29分13秒 | 気になるニュースあれこれ
「広告代理店最大手・電通の新入社員だった高橋まつりさん(当時24歳)が昨年末に自殺したのは、仕事量の著しい増加で残業時間が急増してうつ病を発症したためとして、東京労働局三田労働基準監督署は労災と認定し、労災保険の支給を決定した。遺族代理人らが7日、明らかにした。昨年10月9日から1カ月間の時間外労働は約105時間で、その前の1カ月間の約40時間から2.5倍以上に増えていた。

 高橋さんは昨年4月に入社し、インターネット広告を担当。試用期間だった9月末まで残業は「遅くとも午後10時まで」と決められていたが、10月以降は業務が大幅に増加し、12月25日に東京都内の社宅から投身自殺した。労基署は11月上旬にうつ病を発症し、業務をこなすのに多くの労力が必要な状態になっていたと判断した。決定は先月30日付。

 遺族代理人の川人博弁護士によると、電通は、社員本人が作成する「勤務状況報告表」の時間外労働が月70時間を超えないよう指導していた。高橋さんは10月に「69.9時間」、11月に「69.5時間」と記載した。

 電通では1991年に入社2年目の男性社員が過労で自殺し、遺族が提訴。2000年に電通が損害賠償と謝罪をすることで和解している。【早川健人】」

 上記の記事は毎日新聞のウエブサイトから引用しました。
http://mainichi.jp/articles/20161008/k00/00m/040/088000c


 さらにツィッターのあれこれからこんなブログも読みました。 
http://jnakagawa.blog.jp/archives/1061586847.html


 さらにこんな記事も読みました。
「25歳からは女の子じゃない」 資生堂、「セクハラ」批判 CMを中止、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161007-00000008-jct-soci

 
 毎日新聞によれば、亡くなられた電通社員、高橋さんの最後の叫びは昨年12月20日の「男性上司から女子力がないと言われるの、笑いを取るためのいじりだとしても我慢の限界である」。(SNS上の書き込みや友人らとのやり取り)

 電通、資生堂、どちらにも共通するのは、わたし自身が前職のカイシャでずっと感じ続けていた、女性を「女の子」扱いする、「女の子」にやたらと感情労働を要求してくる大会社のどうしようもなく腐りきった古い体質。全く吐き気がします。若者に長時間労働が蔓延しているという実態も前職のカイシャでいやというほどみてきました。36協定なんて建て前だけで実態はそんなものどこにあるのさ、っていう現実。わたし、ハケンでしたが社員の勤怠管理システムを海外出張にいった社員の替わりに入力したり、社員が月末に勤怠管理システムで勤務表を提出しているかどうかチェックしていたのでよくわかる立場でした。実際には朝までカイシャにいたのに時間外労働は少なく申告する。朝までカイシャにいてそのまま海外出張に行ったりすると時間外労働そのものがどっかにいってしまっていたような・・・。これでは、若者の退職があとを絶たないのは当然だといつも思っていました。その結果若者の新陳代謝ばかりがはげしくなり、いつしか逆ピラミッドの超高齢化社会になっていきました。(そんなカイシャで13年も働いたわたし、アホですが・・・)。電通とは業種も業務内容も違えど、根っこにある大会社病という意味では問題の性質は同じものだと思います。女性に対する「女の子」扱いも、若者の長時間労働も、組織の底辺で歯を食いしばって働く人の叫び声は巨大組織という化け猫には届きません。日本のカイシャ、まだこんなんなのかとあらためて愕然としています。大会社の腐りきった体質はおいそれとかわらないし、日本の労働法制やら労働行政はそれを後押しする方向にしか流れていません。安倍政権は一億総活躍社会とかいう気持ちの悪いキャッチコピーを旗印に掲げて、働き方改革を進めると言っています。記者さんが配信してくださるメールによれば、「安倍政権の最重要課題の一つである「働き方改革」の本格的な議論が27日、始まった。非正規労働者の待遇改善を目指す「同一労働同一賃金」の実現や正社員を中心とした長時間労働の是正が柱。」(共同通信配信)とのことですが、会議のメンバーに肝心の労働者の代表は一人もいません。経営者側の代表者やタレント、大学教授。ようやく正社員が加入する労働組合の代表がひとり。いろいろな雇用形態の人がまざりって軋む現場で疲弊しながら働く人の声が全く届かない会議はパフォーマンス以外のなにものでなく、建て前だけの意味のないものだと思います。二世の国会議員、大会社の経営者、大学教授に、心の血と汗と涙を流しながら働く若者やわたしもふくめた非正規労働者の叫び声が聞こえるでしょうか。働き方改革とは、日本という巨大な船がどこを目指して流れていくのかという、日本の在り方に関わる根幹の問題。電通社員の過労自殺が日本という国に投げかけている問題を真摯に受け止めてほしいと思っている人たちに彼女の声は聞こえていないと思います、残念ですが・・・。どっかに希望があるようなごまかしはいりません。電通社員の叫び声を真摯に受け止めるべき人たちに受け止めてほしいです。彼女の心の叫び声を聴いてほしいです。毎日新聞が掲載したSNS上の書き込みや友人らとのやりとりを読んで、我が妹の日記を思い出し心が痛くなったというのもあります。「生きているために働いているのか、働くために生きているのかわからなくなってからが人生」。カイシャで働くことに全く希望がもてなくなったわたしに、そんなことはないよちゃんとここに希望はあるよ、って希望があるのであればですが、おしえてほしい。希望のない現実を直視するべきです。ごまかしはもういりません。

 うまくまとめられませんでしたが昨夜から感じていることを綴ってみました。