たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

お別れ行脚

2018年11月14日 20時10分24秒 | 日記
 夜、部屋にいると隣はいつドタンバタンとうるさいのだろうとか緊張してしまってどうにもならず、とにやく休めるようにと眠剤をのみましたがなかなか寝つけませんでした。隣は帰ってこなかったのかな。ずっと静かでした。お向かいの女性が1時過ぎかなあ、帰ってきてはまたすぐに出て行ったのかなあ、こんな夜更けに何をしている方なのかなあとびっくり。結局と途中お手洗いで目がさめた後また眠って9時過ぎに目がさめました。音が響くので、隣がいない時に荷造りをと焦ったりしたら昨日予約した歯医者さんに少し遅れてしまいました。友達の旦那さんでよくしてもらっているのに申し訳ない。帰郷したらお歳暮を贈らねばと思っています。ほんとによくしてもらったんです、ありがたい。

 今日はその後退去時の精算に不安を感じているのでまた県の宅建窓口へ電話。色々と教えてもらいました。クリーニング代を払うのだけれど、できるだけ綺麗にしてから退去した方がいいそうです。あと大家が法外な修繕費用を請求してくることが多いので、営利を目的とした賃貸物件なら修繕後大家がさらに高い家賃をとって貸せるようになる可能性があるから、修繕費用を大家と借主の双方で負担するようにとのガイドラインが定められたそうです。行政のこういうの、効力が弱いことはわかっているのですが、宅建の窓口に相談したというだけで不動産屋の態度が変わるということを一昨日までの業務で学んだこともあり、宅建の窓口に電話していることを不動産屋に伝えています。不動産屋だって営利なわけだから、すごいですよー、わたし、一昨日までの業務の中で、なんで怒られているのかさっぱりわからないのに、わたしの責任でもなんでもないのに不動産屋にメッチャ怒られて、対象者にも怒られて、サンドイッチ状態で涙が止まらなくなったことがありました。それもあって不動産屋への不信感も強いです、奴らもすごいよ、商売だからさ・・・。

 というのはおいといて、ランチを食べた後、暮らしているとついでがないかぎり行くことのない観光地に久しぶりに行ってきました。インフォメーションセンターで地図を入手して歩きました。すっごい坂を歩いた訪問でやられている足腰にはこたえましたが楽しかったです。部屋を引き払うと決めた時から気になっていたので気がすみました。観光地はいつ以来かなあ、ここにしかないお店が激減していて、どこにでもあるファーストフードカフェ、ドラッグストア、激安店、コンビニなどが激増していました。時代の流れですね。でも昔からある、ここにしかないお店も健在で、わたしが30年近く前に可愛いと服を安いですが衝動買いしたお店も健在で安心しました。ほしいものはないのでみるだけですが幸せでした。それから公園をお散歩。天気がよかったし、あちこちに咲いているお花畑がきれいで、坐っていると薔薇のいい香りが風にふかれて漂ってきました。陽が落ちてくると急激に冷えてきた夕暮れ、歩き疲れたなあと思っていると出発15分前の船の案内のアナウンスが。日常生活では利用することがありませんでした。最後だらかと思いきって乗ってしまいました。楽しかったです。イルミネーションの夜景がきれいでした。自分が歩いてきたビルや街は、船の中からだとこんなふうに見えるのかと感慨深いものがありました。みっともないことばっかり、情けないことばっかり、でこぼこにぶち当たってばっかりで冴えないですが、自分はここで暮らしながら30年間家賃を払い続けてきたのだとあらためてしみじみなりました。えらいよね、自分。でこぼでないと人生はつまんない、結果お金が続かなくなりましたが30年前より少しは大人になれたのかなって思います。平成の始まりと共にスタートしたわたしの一人暮らしは平成の終わりと共にクローズ。また新たな人生の始まり、きっとやり直せると信じたいです。家賃負担から解放されるし、とりあえず食べるのには困らないので心身を休ませながらまた次を見つけていきます。この世にいる間にまたプリンス・エドワード島に行くという夢をあきらめません。できればイタリアのトスカーナ地方にも行きたいし、オランダでフェルメールの絵に会いにも行きたいです。


 散歩しながら合間に、3年前ズタズタのボロボロになり涙しか出なかった私の話をきいてくれた窓口の方々にお礼の電話。会えるとよかったですが通過していても、時間でタイミングが合わず電話だけとなりましたが覚えてくださっていたし、辛い一年間だったけど仕事をいる私に戻って元気ですと報告したらすごく喜んでくださいました。一年間の仕事の大変さがわかる方なのでほんとによくやりましたよねと言ってくださいました。振り返れば3年前私はほんとにどうにもならなくって自分で思い出しても辛いです。たまたま縁がつながってここまで立ち直ってくることができました。一昨日までの業務は辛すぎるのでまたやりたいとは思いませんが、どこでも需要はある仕事なので関連するところの求人が郷里近郊でもあればやってみようかなとは思っています。その前に休息。明日は今日つながらなかったもう一人の方にも電話します。

 明日は一年ぶりにいわさきちひろ美術館に行くつもり。遠いし、都心の人混みの中の乗り換えは恐怖以外のなにものでもありませんがちひろさんにお別れしてきたいです。一年前のちひろ美術館の写真をまだアップできないまま一年が過ぎました。あっという間といえばあっという間ですが濃すぎる辛い一年でした。よく乗り越えて来たよね、自分。

 ここには書けないこともあり、お別れの挨拶をメールをさせていただいたりもしています。なかなか十分に伝えきれずに申し訳ないです。ぎりぎりのところで頑張っているわたしにかける言葉がみつからなかったと返事をくださった方もあり、そうだよなあと思います。人の状況がこうだったら自分もやっぱりどう言葉をかければいいのかわからず、返事できなかったりするだろうなと思います。人は最期一人ですが、この世を旅立つ時はなにもできず持つことができずたった一人ですがこの世にいる間は一人で生きていくことなんてできないですね。支え合いながら生きていくのが人生。こんなんを心配してくださっている方々がいることにあらためて感謝。来月16日と2月の最初の土日に日比谷で観劇予定です。フェルメール展にも行きたいと思っています。またいずれかの空でお会いできたら嬉しいです。

 明日から、るろ剣、大阪公演開幕。一日だけの休演日をはさんで怒涛の一日二回公演連続。松竹のウエブサイトをみると前売りは完売、追加席もあっという間に売り切れたみたいで東京から遠征する人もいるみたいだし、また盛り上がりますね。一回観ると何回でも観たくなるちぎ剣心と愉快な仲間たち。行けないけど無事に千穐楽を迎えられるようにSNSのレポをみながら応援しています。

 自分、引っ越しの準備、がんばらないと。あとは前の日とか直前にならないとできないものに絞られてきました。前の日は二泊分の荷物とパソコンを持ち歩く体制も整えねばです。眠剤で口の中が気持ち悪いし、めっちゃ喉が渇きます。ちっそくしそうな部屋にあと5泊、無事に生き延びていけますように・・・。

 楽しいるろ剣の観劇日記を書きたいのに、なかなか書けません。
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