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たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ミュージカル『スクルージ』より-しあわせ

2020年09月04日 23時09分12秒 | ミュージカル・舞台・映画
2020年3月29日;ミュージカル『スクルージ』より-スクルージ
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/7c3f0c3fc741f1a24ee83fd93997762e

2020年3月26日;ミュージカル『スクルージ』より_現在のクリスマスの精霊
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/d40f09b02463974cdf9d5c88b6ba5d6d

2019年12月15日;ミュージカル『スクルージ』_心があたたかくなりました
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/ca13200139ec8766a6a9e5b069492ec3

2015年12月21日;ミュージカル『スクルージ』子役ちゃん集合
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/e6dcc8a5d3dbc06c11fe5275229f8f31

2015年12月15日;ミュージカル『スクルージ』千秋楽(写真追加しました)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/3e2bcf0e8bd9735c3fc6a940ca7d784b

2013年12月15日;『クリスマス・キャロル』_岩波少年文庫版より
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/6d80f4fab67c271ec961010ddbea1eec

「しあわせ

 幸せ 私といる

 見えるわ 彼にも

 幸せ 望めば叶うもの

 幸せ 高い丘よ

 見つかるの 見つけるわ

 幸せ 高い木よ

 登れるの そうよ


 言うね 幸せ 馬鹿げた夢

 哀れな 馬鹿ひとり

 幸せ 歩きながら

 微笑む道づれ

 幸せ 望めば叶うもの

 -訳詞 岩谷時子」

第1幕7場 貧弱な教室-学校用のベンチが一列

スクルージと聖霊は、教室にポツンとすわる子供時代のスクルージを眺めている。
貧しく、愛に飢えた淋しげなその姿。やがて若くして亡くなった妹のジョニーが現れると、
なつかしさに思わず声をかけるスクルージ。でも、その声は彼らには届かない。
次にスクルージが見たのは、青年となったスクルージと友人のディックが見習いとして働く
フェジウィッグの店。やがてフェジウィッグの指揮でクリスマスパーティーの準備がにぎやかに始まる。たくさんのご馳走をしたがえたフェジウィッグ夫人とともに愛らしい令嬢イザベルも姿を現す。青年スクルージが密かに思いをよせる娘だ。

♪「12月25日」

誰もがクリスマスの喜びに酔って歌い、ダンスが始まる。
はじめはためらっていたスクルージ青年もイザベルに誘われて、ぎこちなくフロアへと踏み出す。

♪「しあわせ」

「愛し合う幸せ」にひたる二人
青年スクルージは、イザベルに指輪を贈る。
その様子を眺めながら、スクルージはつぶやく。
「わしは確かにあの娘を愛していた。」
再び場面は変わり、さらに少し成長したスクルージが事務所の机で仕事に没頭している。
そこへイザベルが現れ、別れを告げる。
「私を愛してくれたのは貧しさに満足していた頃のあなたなのよ。」
スクルージが贈った指輪をはずして、去っていくイザベル。

 ♪「君は 君は」

過去の心の痛みを目の当たりにして苦しむスクルージ。
「もう耐えられんここから連れ出してくれ。」
気がつくと彼は元の寝室にいる。
「あなたはどうして甥のハリー、私の息子を愛さないの?」
そうたずねる「過去のクリスマスの聖霊」は、あの妹のジョニーだった。
後を追うスクルージを残して過去のクリスマスは消えていく。
「生まれ変わるのに遅すぎるということはないわ。大好きなお兄ちゃん。」
悲嘆にくれるスクルージ。

(1994年東京芸術劇場公演『スクルージ』プログラムより)

 子供の頃貧しく孤独だったスクルージ、金貸しの仕事に夢中になるあまりいつしか守銭奴となっていたスクルージのもとをイザベルは去っていきました。

 2019年公演で若き日のスクルージの恋人だったイザベルとスクルージの甥ハリーの婚約者ヘレンを演じていたのはみりおん(実咲凛音さん)。歌うまのみりおんが歌う「しあわせ」、心に沁みました。目がさめた時ふっと思い出して辿りたくなりました。

 イザベルとヘレンの二役、2013年と2015年の公演は笹本玲奈ちゃんが演じました。

「イザベル/ヘレン 笹本玲奈

 『スクルージ』は、昔から私の大好きな作品です。心温まるラストにホッとすると同時に、誰かの為に何かをすることは、その誰かだけではなく自分自身の幸せにつながるんだと教えてくれます。大人が観ても子供が観ても。世代問わず色々なことを感じとっていただける作品だと思います。ぜひご家族のクリスマスのイベントに、いらしてください。」
 (『ミュージカル2013年11-12月合併号』より)


追)パソコン、パソコン周辺機器の不具合で書き足しています。ごめんなさい。

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