外は秋晴れの青空、遠く流れる雲にプリンス・エドワード島の高い空を思い出しました。夜部屋にいるとストレスが強くて胃の痛みがとまらず、今朝はすごく疲れているのに7時前に外階段をカンカンと降りていくけたたましい音で目が覚めてしまいました。働いていた時も毎朝きこえよがしですか、っていう感じでうるさかったですけどね、耳栓がまた古くなってきたのか音がまた一段とうるさくなってきたのか目が覚めてしまいました。この集合住宅も限界。逃げるべきですが勤務先もお金も必要なので動きようがなく、お金をいただくためにどうしてもやりたいという仕事が自分の中にはないことに気づいて気力失せ中。(お金のためではないことからたくさんあるますけどね・・・。)家に帰ろうかなとか思い惑います。こんなことをしている場合ではないですが思い出、振り返り。
2009年2月28日から6月14日まで国立西洋美術館で開催された『ルーヴル美術館展』。パリで絵と対話するという経験をしてから、たびたびこうして美術展を訪れるようになりました。4月16日に使い捨てにされたクソ会社で働いていたころで、ようやく有給休暇をとって平日に訪れましたがすごく混んでいました。最大の目玉はフェルメールの『レースを編む女性』。(わたしがパリのルーヴル美術館展を訪れた時、展示されていたかどうかはわからないです。海外に貸し出されているという話だったような・・・)。木の額縁に入った小さな絵、ピンクッションのブルーが美しい色合いで女性の表情は優しい雰囲気。絵全体が優しく穏やかで癒される感でした。もう一度会いたくて、会期終了間際の金曜日の夜、早退してもう一度訪れました。(金曜日は夜8時まで開館していたので。)大混雑の喧噪の中でもこの絵の前に佇み、向き合って対話した穏やかな時間、幸せでした。フェルメールの絵にはその後何度も会いに行くことになります。いつかフェルメールの絵に会うためにオランダにいくのがささやかな夢。日本でもう会っていますけどね、その場の空気の中で対話してみたいんです。この世にいる間にかなうでしょうか。
「レースを編む女性
1669~70年頃、油彩、カンヴァス、24.5×21㎝、パリ、ルーヴル美術館展
小品の多いフェメールのなかでももっとも小さい部類に入るが、その完成度の高さゆえ代表作のひとつに数えられる珠玉の1点。両手のあいだの細い2本の糸のみはっきり描かれ、あとは顔も髪も手前の道具もすべてぼやけている。まるで焦点深度の浅いカメラで撮った写真のようだ。とくに画面左のクッションからはみ出た赤と白の糸の、なんと斬新な描き方。」
(『週刊西洋絵画の巨匠4フェメール』小学館、2009年2月24日発行より)
ようやく書けました。
2009年2月28日から6月14日まで国立西洋美術館で開催された『ルーヴル美術館展』。パリで絵と対話するという経験をしてから、たびたびこうして美術展を訪れるようになりました。4月16日に使い捨てにされたクソ会社で働いていたころで、ようやく有給休暇をとって平日に訪れましたがすごく混んでいました。最大の目玉はフェルメールの『レースを編む女性』。(わたしがパリのルーヴル美術館展を訪れた時、展示されていたかどうかはわからないです。海外に貸し出されているという話だったような・・・)。木の額縁に入った小さな絵、ピンクッションのブルーが美しい色合いで女性の表情は優しい雰囲気。絵全体が優しく穏やかで癒される感でした。もう一度会いたくて、会期終了間際の金曜日の夜、早退してもう一度訪れました。(金曜日は夜8時まで開館していたので。)大混雑の喧噪の中でもこの絵の前に佇み、向き合って対話した穏やかな時間、幸せでした。フェルメールの絵にはその後何度も会いに行くことになります。いつかフェルメールの絵に会うためにオランダにいくのがささやかな夢。日本でもう会っていますけどね、その場の空気の中で対話してみたいんです。この世にいる間にかなうでしょうか。
「レースを編む女性
1669~70年頃、油彩、カンヴァス、24.5×21㎝、パリ、ルーヴル美術館展
小品の多いフェメールのなかでももっとも小さい部類に入るが、その完成度の高さゆえ代表作のひとつに数えられる珠玉の1点。両手のあいだの細い2本の糸のみはっきり描かれ、あとは顔も髪も手前の道具もすべてぼやけている。まるで焦点深度の浅いカメラで撮った写真のようだ。とくに画面左のクッションからはみ出た赤と白の糸の、なんと斬新な描き方。」
(『週刊西洋絵画の巨匠4フェメール』小学館、2009年2月24日発行より)
ようやく書けました。