連合が3日発表した2024年春闘の最終集計によると、基本給を底上げするベースアップ(ベア)と定期昇給分を合わせた平均賃上げ率は5.1%となった。前年同期よりも1.52ポイント高く、1991年以来、33年ぶりの高い水準となった。規模の小さい企業の対応も注目され、組合員が300人未満の中小企業の平均賃上げ率は、4.45%だった。
4月の毎月勤労統計調査(速報)によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比3.0%減と、市場予想(2.0%減)に反して前月の2.3%減からマイナス幅が拡大した。減少は13カ月連続。
名目賃金に相当する1人当たりの現金給与総額は同1.0%増の28万5176円。16カ月連続のプラスだが、伸び率は前月(1.3%増)から鈍化した。
春闘の結果が実際の給料袋に反映されるのは6月ぐらいからだから、実質賃金がプラスになるのはもう少し後になるだろう。
4月の毎月勤労統計調査(速報)によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比3.0%減と、市場予想(2.0%減)に反して前月の2.3%減からマイナス幅が拡大した。減少は13カ月連続。
名目賃金に相当する1人当たりの現金給与総額は同1.0%増の28万5176円。16カ月連続のプラスだが、伸び率は前月(1.3%増)から鈍化した。
春闘の結果が実際の給料袋に反映されるのは6月ぐらいからだから、実質賃金がプラスになるのはもう少し後になるだろう。