米国の金融危機はついにここまで来たかという感じ、先週末休日出勤でポールソン財務長官を中心に救済策を練っていると報じられ、誰もがファニーメイ、フレディマックを救済したように何らかの手を打つと思っていただけに大きなショックが株式市場を襲った。日経ダウの下げが600円を超え、米国や欧州の市場より過剰反応をした。デカップリングなど関係なくブラジルの7%ダウンを筆頭にBRICs各国も大きく下落した。ゴールドマンサックスの元CEO兼会長であったポールソン長官は「民間企業を公的資金で救済など考えたこともなっかた」とのべ、かつてのライバルであったリーマンブラザーズを突き放した。メリルリンチを買ったバンクオブアメリカ経営者はリーマンブラザースの破綻の原因はグリード(どん欲)だとコメント、確かに今判ってる損失64兆円は想像を絶する。ウオールストリートの花形、投資銀行もついにサブプライムローンの証券化で経営方針の大転換を迫られている。前FRB長官グリーンスパンは世紀の危機だと言ってるが住宅バブルを生み出した責任はどうなっているのかマエストロの権威も地に落ちた。当時、「日本の土地バブルは研究している米国の住宅はバブルではない」と言ってたと記憶している。
さあ明日から各国の政府、中央銀行はどう出るか、資金の供給は既に言明している。金利を下げるか、ドル防衛をどうするか、いずれにせよ米国一国ではもう限界でG8の協調対策が必至である。
さあ明日から各国の政府、中央銀行はどう出るか、資金の供給は既に言明している。金利を下げるか、ドル防衛をどうするか、いずれにせよ米国一国ではもう限界でG8の協調対策が必至である。