昨日、16日NHKの特集番組で中小企業3社でこの不況下、長期雇用安定を実行し発展している秘訣を紹介していた。派遣切りをしながら大赤字を出している大企業の労使は勉強して欲しい。秘訣と言っても経営の神様といわれた松下幸之助氏や井深大氏の経営哲学を当該の経営者が学んだ結果であり、人間(人材)を大切にし、育て、身の丈にあった投資をして安定経営を永年やってきた結果だ。
ここでの中小企業で共通していることは長期安定雇用の中で、技術、技能を育み世界トップシェアを占める製品を生み出しいる。圧巻は暴走族上がりと見られる若者がオンザジョブで先輩に教わりながら、金型技術に磨きを掛け、世界でも最も微少なプラスチックの歯車を作り上げたことだ。
これらの企業の製品は世界でのシェアが高いこともあり、好況時には需要がはるかに供給を上回るが、新規投資は控えめで内部留保を厚くしている。このため今回の危機的な状況で売り上げが3割減っても従業員を減らすことはせずむしろ暇な時は能力開発に努力している。
1995年、日経連の「新時代の日本的経営」による労働力流動化に対抗して金属労協はヒューマンな長期安定雇用制度こそが日本の国際競争力を高めると主張した。金属の経営からはヒューマンなとはどういう意味かとたずねられた。長期安定雇用と言っても長時間の時間外労働が伴ったり、休暇が取れないような状態では従業員は疲弊し、イノベーションは生まれない。金属労協の主張が証明された番組であった。
ここでの中小企業で共通していることは長期安定雇用の中で、技術、技能を育み世界トップシェアを占める製品を生み出しいる。圧巻は暴走族上がりと見られる若者がオンザジョブで先輩に教わりながら、金型技術に磨きを掛け、世界でも最も微少なプラスチックの歯車を作り上げたことだ。
これらの企業の製品は世界でのシェアが高いこともあり、好況時には需要がはるかに供給を上回るが、新規投資は控えめで内部留保を厚くしている。このため今回の危機的な状況で売り上げが3割減っても従業員を減らすことはせずむしろ暇な時は能力開発に努力している。
1995年、日経連の「新時代の日本的経営」による労働力流動化に対抗して金属労協はヒューマンな長期安定雇用制度こそが日本の国際競争力を高めると主張した。金属の経営からはヒューマンなとはどういう意味かとたずねられた。長期安定雇用と言っても長時間の時間外労働が伴ったり、休暇が取れないような状態では従業員は疲弊し、イノベーションは生まれない。金属労協の主張が証明された番組であった。