行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

世界最先端日本のナノテクノロジー

2009-06-29 00:11:33 | Weblog
昨日、高校の同窓会大会があり、その時の講演が私より2期上の(株)エリオニクス社長本目精吾氏のナノテクについてであった。久しぶりに世界最先端の超微細加工の技術の話に日本も捨てたものではないと感動した。ナノは長さの単位nmで10億分の1m、地球と比較するとパチンコ玉の大きさぐらいと聞いて何となく判った。

インフルエンザのウィルスが100nm、DNAが2nm、ナノテクでこれらの加工が可能になればがん細胞を攻撃できる。太陽電池をナノテクで2倍の効率にすることも研究されている。ナノテクにはいろいろな可能性が秘められている。
実用化段階では米国の国会図書館のデータや本を角砂糖大のチップのなかに納められる。また光ファイバーの波長をナノ単位で分割することにより一本で200回線ぐらいの送受信ができている。我が家も光ファイバーを導入したがこれ一本で同時にテレビを見、インターネットにつなぎ、電話もできるわけだ。

最近のブルーディスクのトラックピッチは320nm、ここまではレーザー光で加工できるが、次世代ハードデスクはトラックピッチが40nmから17nmになるので電子ビーム加工となる。私はハードデスクを見直した。想像ができないくらいの大容量だからこれ1台でパソコンやDVDのデータは一生保管できる。ハードデスクのメーカーはどこも採算に苦労しているようだが将来は基幹的な部品となることだろう。
コメント
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