行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

花暦で見る環境問題 

2009-06-21 14:04:16 | Weblog
先週末、昭和記念公園の菖蒲が見頃だと思い行ったが、花は終わりに近づき期待はずれであった。今年はさくらの開花も1週間早く、牡丹もそうだった。菖蒲も昨年は今頃見頃だった。今年は紫陽花はちょうど良かったが夏の花キスゲがすでに咲いていた。花暦から見ると確実に1週間くらいは季節が早くなっている。梅雨もこの2,3年しとしとより熱帯型の豪雨に近く、温暖化が確実に進んでいる。グローバル化してハマダラカが輸入品とともに入って繁殖するとマラリアの危険性も出てくる。

地球温暖化の問題は1980年代から予測され、電機連合の政策企画局長の時に温暖化問題を取り上げ、理解して貰うためにNGOオイスカの東南アジア子供の森計画に参加した。毎年東南アジア地区で組合員親子でマングローブやマンゴーの木を地元の子供と一緒になって植林する運動で20年以上も続き、いまや多くの産業別組合も参加している。

産業界を見てみるとドイツのIQセルがいつの間にか太陽電池メーカー世界一となり、中国のメーカーサンパックがそれを追い抜こうとしている。風力発電もデンマークなど欧州では電力供給の柱になりつつあり、新型風車の風景はオランダだけでなく大陸の真ん中オーストリアでも見らる。日本はこの分野で取り残されたかもしれない。日本は確かに自動車や家電の省エネ技術、生産過程での熱効率改善、リサイクルなどエネルギー効率の面では世界のトップランナーだがあぐらをかくことなく新視点を持つことが必要だ。
ガラパゴス化は携帯だけで終わりにしたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする