行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

シルビアの肺がんは受動喫煙?

2010-12-06 21:17:53 | Weblog
元ロス・インディオス&シルビアの歌手・シルビアさんが肺がんで亡くなった。52歳という若さだ。ヒット曲「別れても好きな人」は私が電機連合の役員をしていた時分、良くカラオケで歌った。電機連合の事務所は麻布十番一の橋にあるが、80年代当時は地下鉄の駅もなく陸の孤島で知る人も少なかった。それでこの「別れても好きな人」に出て来る地名(渋谷、原宿、六本木、乃木坂、赤坂、高輪)は麻布十番を中心に10Km以内にあるというと何となく事務所の所在地が判ってもらった。

シルビアの死亡報道では何故肺がんに罹ったかという内容のものは検索した範囲では一切ない。私の推測では、シルビア自身が喫煙していたか判らないが、働いていた環境そのものが悪かったのではないか?いわゆる受動喫煙という悪い環境だ。私の知人でご主人がヘビースモーカー故に奥さんが肺がんで亡くなった。肺がんと喫煙の関係は世界的には自明と言って良いだろう。欧米では公衆のいる空港、駅、レストランなどでは禁煙で、決められた場所でしか吸えない。

日本では神奈川県が最も積極的で、飲食店の禁煙化に取り組んでいる。10年前に比べるとタクシーや新幹線も禁煙化が進んでいるが欧米に比べるとかなり遅れている。スポーツでも驚くのはゴルフ場で喫煙を許している。また、最近は私の周りで同じ年回りの知人、友人が肺がんになるためか、中高年は禁煙をした人が多いが、若い女性の喫煙が多くなっている。マナーが悪いからなおさら目立つのかもしれない。

友人が肺がんに罹り、「この春を見るというのは贅沢なのだろうか」といった年賀状を貰ったときはショックだった。幸い、最近の医術の進歩で回復し、1年に一回訪ねていってゴルフをすることにしている。

国民の健康を守るという意志が政府にあるなら、将来に禍根を残すことにならないよう早急に欧米なみに喫煙を規制すべきだ。航空機内では今では世界どこでも禁煙で、やれないことはないことが証明済みだ。
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