オーストリアの観光産業はハプスブルグ家の遺産に大きく依存している。その代表がシェーンブルク宮殿で毎日1万人は押し寄せている。
宮殿の中の豪華さは往時のまま、庭園も綺麗だが世界最古の動物園にはパンダや白熊が人気だ。
ハプスブルグ家御用達のケーキも数知れず、それを提供するカフェもウィーンの名物で観光客で賑わっている。
名だたる作曲家もハプスブルグ家の庇護の元、生活ができた。いまやかつての名作曲家は自分の楽曲だけでなく、死んでもお墓が観光資源となり、貢献している。
モーツァルトのお墓だけど、亡くなつた時は貧乏でどこに埋葬されたか定かでなくとも、後々立派なお墓がウィーン市により設けられ、観光に寄与している。
本人が埋葬されてるか判らないモーツアルトの墓
他の作曲家のお墓は別の中央墓地に集められ、「私が死んだらベートーベンの隣に」と遺言したシューベルトはそのとおりベートーベンの隣に埋葬されている。これもハプスブルグ家の遺産だ。
ベートーベンの墓
さすがベートーベン花が絶えない。