ウィーンと言えば、楽友協会でのウィーンフィルによるニューイヤーコンサートが有名だ。このコンサート世界の70各国でライブ放送している。今宵は同じ金ぴかの会場でモーツァルトを楽しもうと出かけた。
ところが、10年前だったか、楽友協会でパリフィルを聞いたがその時と観客の様相が今宵はまるで違う、この間の世界情勢の激しさを感じた。8割がアジア系で、その中でもほとんどが中国系で、香港からの小学生の団体も入っていた。演目がモーツァルトなので解りやすいせいか、行儀良く熱心に聴いていた。
オーストリアの音楽産業は国の大黒柱であり、観光産業も支えている。日本のインバウンド観光客と同じ現象だが、訪日よりコストはかかるだろう。