今日の朝刊日経でコンビニの売上げが2年間減少しているとの報道、スーパーの苦戦は既に規定路線だったが、ここへ来てコンビニまで具合が悪くなったとは、流通業界の紆余曲折が激しい。報道によると主たる要因はドラッグストアの拡大にあるとのことだ。確かに昭島でもドラッグストアが再編成され、巨大化しワインからお菓子まで品揃えが多く、ブログでもワインコーナーで近所のウエルシアを取り上げたことがある。
しかし、年寄り消費者からすると、振込、住民票、納税など近所のコンビニは公共財化しており、かつての商店街みたいにシャッタ-を下ろされたら困る。店のメッシュとしてはドラッグストアは大通りに面したところが多く、数はコンビニの店数(全国で55000店)の10分の一ぐらいだろう。コンビニも野菜を置いたり、軽食が取れるようにしたり、最近ではシェア自転車やフィットネスクラブを運営するところも出てきて経営努力をしているが地域とのつながりが見えない。
ドラッグストアとの価格競争はスーパーマーケットに任せて、地域の公共財として地域住民との共存化を考えることが存在価値を高める基本だろう。