行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

iDeCoで定年後の安心を買う

2019-09-05 22:38:42 | 災害
今の年金制度では100年安心を確保することが難しくなったことは浸透してきた。地道に努力をすることによって定年後の安心を買うことが必至だ。20~30代の内にできるだけ早く始めるために税制優遇制度iDeCoを活用し、手数料の安いネット証券を薦める。それは結構情報が豊富で自分で判断出来るからだ。初めてのiDeCoでどの商品を選ぶか?私ならこうするという基準をまとめてみたので参考にしてほしい。
 
先ず長期の勝負ということになると、安定性が先ず要求される。株式は暴落することは承知して、各種の分散投資により、長期的には安定した果実が得られる商品で無ければならない。運用費用は長期であればあるほど少しでも安い方が良い。
まず、多くの人が選ぶ商品を見てみよう。
 
この中から、コストの安い第3位と第5位、そして日経トピックス3本のパフォーマンスを見てみると下記のグラフになる。
この1年間、昨年末株が暴落したので、実験的には安定性を見る上で好時期だと思う。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 緑
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)濃紺
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)紺

結論から言うと、緑の8資産均等型が安定性だけでなく、パフォーマンスも優れている。とりあえず始めるとしたら8資産に分散した商品を選び、余裕が出てきたらよりリスクのある商品へと広げることだろう。仕事が忙しく面倒くさい人は基本の8資産分散商品だけで何ら差し支えない。このeMAXIS Slim バランス(8資産均等型) は単なる分散でなく、均等分散ということがみそだ。8つの資産はTOPIX、 新興国株式、 外国債券、 東証REIT、外国株式、 日本債券、 新興国債券、 MUAM G-REITで、リバランスを行うことで均等分散を計っている。
 
年金生活者の場合はかなり違うので別の機会に紹介したい。分配金を貰って生活費に充てなければならないからだ。
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