以前このブログで文在寅大統領の思惑について触れたが、今の状態はまさにそうなった。官製のボイコット運動で韓国国内は反日が盛り上がっており、訪日観光したい人も躊躇している状態で、自治体主催の学校交流も中止になったとの報道もある。こうした韓国の政治の思惑に合わせ、日本も民間交流を止めてしまったら、ムン・ジェイン大統領の思うつぼだろう。
下関で日韓大学生による海の清掃で交流をしたように、こうしたときこそ、民間交流を続けることが必要だ。私の以前の職場「国際労働財団」JILAFではこの4月、韓国労使発展財団(KLF)と定期交流を行い、JILAF側から、「第4次産業革命と労働者の影響および外国人労働者の動向」、韓国側からは「第4次産業革命:仕事の変化、雇用、人的資源開発」について、相互に現状と課題の報告をし、意見交換を行った。JILAFは2003年以来、KLFと相互訪問をしながら定期交流を継続している。永年にわたり、築いてきた友好団体との信頼関係は政治の思惑で無くなるものではない。
5日には、例年行事で秋川霊園にある国際慰霊碑に墓参する。この碑は戦前立川にあった帝国陸軍航空工廠で働いていた朝鮮半島、台湾、中国からの労働者が故国に帰ることなく亡くなり、無縁仏となり、彼らの住居が昭島市にあったことからこれらの方々を慰霊する墓碑を1973年昭島ロータリークラブが秋川霊園に建立し、それ以来毎年秋の彼岸に会員全員で供養している。