行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

残念な前澤ZOZO社長の離脱

2019-09-13 18:02:52 | 経済
月に行くのも良いが、ここでZOZOがヤフー傘下に入るとは予想外の出来事だ。EC業界も寡占化が進むのか、昨年の7月のブログで次のように前澤氏の経営手腕に期待した。

 「3日の朝日で、捨てられる新品の服、年10億点に達し、その負担はバングラなど途上国生産工場労働者の低賃金となっていると報道された。買い取る専門業者はブランド品はブランドが外され、通販で再販されるが、倉庫に置いとくと税金が掛かるので中には焼却処分される。資源の無駄と環境破壊につながる。
ところが何とタイミング良く、昨夜のテレビ報道や今日の紙面をZOZOタウンが消費者一人ひとりのサイズを、スマホで採寸し、オーダースーツを生産すると発表した。これなら無駄な商品が生産されないことになる。
テレビ放送に登場したZOZOタウンの前澤社長のインタビューを聞く限り、革新的な若い(42歳)経営者が出てきたと感じた。従業員は900名とまだ少ないが、社員一体感を重視する姿勢や、競争に対する考え方「独自の商品を作り、競争する商品は作らない、真似されたらそれより先のものを作る」に共鳴したい。米国企業の革新性に劣らない企業となるように期待したい。アパレル界では大量生産大量消費で成功したユニクロがあるが、当にこれに対するアンチテーゼを掲げた企業だ。6月のユニクロの売上げ不振が報道されてるだけに、これからのZOZOスーツ(39900円)シャツ(4000円)の売れ行きに注目が集まる。
この革新的販売もスマホという電子端末が普及したおかげで、これからもどんな商売が出てくるか楽しみだが、食料品の大量廃棄も課題でこれも何とか解決できないものか?」

ZOZOスーツは革新的すぎて受け入れられなかったのか?オーダーへの手軽さが欠けていたのか?理にかなっている製品なので、是非改良して貰いたかった。前澤氏も心残りだろうし後継者の責務としてものにして貰いたい。
今年、前澤氏は10月に「ZOZOチャンピオンシップ」をPGAツアー新規大会として日本での初開催にこぎ着け、日本の閉塞性を打破する若手経営者と評価が高まった。これからも起業したいと記者会見で言っている。ZOZOからの離脱は残念だが大いに期待したい。
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