前回の「新型コロナウィルスの対応」を書いたのが2月17日で、一ヶ月前、ところがこの1週間毎日、このブログへのアクセスは1位か2位で、年金生活者が如何に関心イヤ心配をしてるかが判る。それだけに、前代未聞の危機とも言え、皆不安を感じ迷っているのだ。私がブログを始めたのはちょうど2008年のリーマンショックが起きた直後だった。中国をはじめ新興国が台頭しているので世界経済は立ち直れると主張したかったのでブログを始めた。リーマンショックは金融危機で、多くの金融機関が毀損した。各国政府の財政金融政策で立ち直ったわけだ。しかし、今回は目に見えない正体不明のウィルスによるパンデミックがその原因で各国政府が金融をゼロ金利まで下げても効果が無い。コロナウィルスを封じ込めないかぎりこの危機は収まらない。
封じ込めるというのは各国で人の移動を制限することで、人工的に経済封鎖をし、経済活動を制限することになる。外食産業や娯楽施設、旅行業がまともに影響を受ける。この結果はどうなるのか初体験の恐怖感から株価が暴落し、専門家の予想をはるかに超えた水準へと下がり続けている。昨日の株価は日米とも理論では考えられない水準まで落ちている。特に医療保険の貧弱な米国での感染者増を抑えられるかを危惧して、ニューヨークの株価下落は歯止めが掛からない。金利を下げ、資金をジャブジャブ供給しても、倒産しないように企業の資金繰りを助けるだけだ。ただ、これだけ制限しても、インターネットの時代工夫すれば経済活動は可能で、特に物流は衛生面を完備すれば可能で、経済恐慌を抑える人智に期待したい。
前回「年金生活者は少なくとも三か月は売買を控え、ボーと見ているに限る」と書いた。株価が低くなり、買い意欲が出てきても、少なくともコロナウィルスの感染者が減少し、ワクチンの目処が付くまでは我慢、我慢だ。この大暴落局面では、ただボーと見てるだけでなく自分のポートフォリオが日に日に減少するのを見るのは辛いが、暴落にどの投信が頑張っているかチェックをする機会でもある。