昨日のプロゴルフツアー、フジサンケイレディスでは高橋彩華が、ISPSハンダ欧州・日本トーナメントでは桂川有人が初優勝、しかも同じ23歳という珍しい記録が出た。
女子プロゴルフツアー フジサンケイレディスは首位からスタートしたショットメーカーの高橋彩華、初優勝へのプレッシャーか1番、2番でボギーをたたき、不安視したが、5バーディー69で回り、通算12アンダーで悲願の初優勝を飾った。10回目の最終日最終組、首位で迎える最終日は6回目、ようやく優勝にたどり着いた。1998年度生まれの「黄金世代」として、先週のKKT杯バンテリンレディスで勝った植竹希望に刺激され、11人目の優勝者となった。最終組は安田祐香、木村彩、誰が優勝しても初優勝だった。
2打差の2位は10アンダー36歳の藤田さいき、前半終了時に一時は首位に立ち、11年ぶりの優勝かと思わせたが、高橋のショット力に逆転された。最終組21歳の安田祐香は最終日後半、初優勝を意識しだしたのかドライバーがフックとなり、7アンダー3位となり、課題を残した。稲見萌寧は2Rから68,69でまわり、5アンダー5位と、調子をあげてきており、次回が楽しみだ。
川奈富士コースは海沿いの断崖の上、しかもグリーンが殆ど砲台、正確なショットでないと止められず、崖のようなアリソンバンカーに吸い込まれる。それをユーティリティでパーオンする女子選手の進歩は目を見張るものがある。かつては女子には無理とされ、男子のトーナメント専用だった。私もかつて挑戦したがフェアウェイ造成にブルドーザーを入れないで、人力で造ったため、殆ど平らのところが無い。ボールが当たらず苦労した。
ISPSハンダ欧州・日本トーナメント最終日、首位タイで出た桂川有人が7バーディー、1ボギーの65で回り、通算24アンダーで初優勝を果たした。こちらでもベテラン片山晋呉が20アンダーで5位と健闘した。
海の向こうでは、米国女子IOインプラントLAオープン(カリフォルニア州ウィルシャーCC)で畑岡奈紗が4打差の単独首位から「67」をマーク。4日間連続のアンダーパーで後続に5打差をつけて今季初勝利を飾った。というビッグニュースも飛び込んできた。