行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

スペイン紀行 プラド美術館

2011-06-18 22:13:53 | Weblog

プラド美術館は今回で3回の訪問だったが、時間が思ったほどさけず物足りなさのままで帰国の途についた。スペインを代表するベラスケス、ゴヤ、ムリーリョ、グレコの作品群は個性的で逸話も多く、またプラドに来ようという気を起こさせる。もちろんここにはラファエロ、ブリューゲル、ティツィアーノ、レンブラントの傑作が目白押しだ。

バルセロナではピカソ美術館でピカソの若かりし頃の普通の絵にお目にかかり印象的だったが、マドリッドのソフィア美術館ではダリの駆けだしの頃の絵を見た。下の「海を見る少女」の絵だダリの絵といえばぐにゃりとした絵が相場だがなんと美しい絵であることか

こんなにたくさんの傑作の中からスペインを代表する1枚を選ぶとすると、王女マルゲリータを描いたベラスケスのラス・メニーナス(宮廷の侍女たち)だろう。ピカソもラス・メニーナスをキュービズムで描きピカソ美術館で見た。マドリッドの空港でも銀行の広告で現代のパロディを見たがなかなかの傑作だ。

 


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