本日の日経報道に目が釘付けになった。米国の投資ファンドベインキャピタルが23日、昭和飛行機工業に株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表したからだ。1株2129円で、2月10日から3月10日まで行い、非公開化(非上場)を目的としている。同社の親会社三井E&Sホールディングスも持ち株65.5%を売却に同意し、455億円を受け取ることになる。かつての名門三井造船もかなり金に困っていたのだろう。
昭和飛行機の株価は昨年10月頃から急騰し、1500円ぐらいから2500円台になり、何が起きているのかなと思っていたが、その裏の事情がわかった。それにしてもこれは事情通が株をつり上げていた懸念が残り、事件になるかも。適正な株価は解散価値(PBR)だけで判断すると1100円~1400円だと思う。
住民はそんなことはどうでも良いのだが、ショッピングセンター森タウン、ゴルフ場、テニスコート、ヘルスケアジム、ホテル昭和館と代官山の森がどうなるのか心配だ。貴重な森やゴルフ場の緑が毀損されなければ良いが。最悪はバラバラにされ不動産が切り売りされることだ。ベインキャピタルは最近では東芝半導体を、以前は大江戸温泉物語、すかいらーく、ドミノピザを買収している。投資ファンドは経営不振の会社を建て直し、売却して儲けることにより成り立っている。昭和飛行機は経営は順調だし、何の目的でしかも高値で買収するのか意図が不明で不気味だ。
昭島市もしっかり対応して貰いたい。
ゴルフ場、ホテルを売却しました。
公表はされてませんが、早速切り売りはじめました。
ゴルフ場跡地には巨大な物流倉庫群が立つ予定。