負傷と病気で序2段まで落ち、照ノ富士の存在すら忘れていたが、精進した結果2015年夏場所以来30場所ぶり2度目の優勝を果たした。本人はインタビューで、親方や家族、同僚の励ましがあったからこそ出来たといっているが、大銀杏を結っていた大関がちょんまげ序2段では屈辱を味わったことだろう。本人は辞めたいと親方に願ったが、とにかく身体を治せと言われ、周囲の理解があったからこそ今日がある。
24日のブログで照ノ富士が優勝すればレジェントだと書いたが、実現した。本人は「努力していれば良いことがある」と言い聞かせここまで来た。コロナの憂さを吹き飛ばす感動だ。
勝ちを焦って正代には敗れたが、弟弟子照強の奇襲で朝乃山が敗れ、大いに気を良くしたことだろう。今日は大きな相撲で巧者御嶽海を圧倒し優勝を決めた。力強さと、まわしを切る技能など熟練した技は5年間の精進の結果だ。身体をケアしつつ再度大関にカムバックしてほしい。
期待の朝乃山は新大関として、よくやったと北の富士解説者は評価しているが、勉強になった場所ではなかったか、照ノ富士戦では得意の左上手を取ったが切られてしまった。照ノ富士をよく知っていれば上手を切られなかった。また照強戦では、足取りが十分予想できていた(解説者の予想だが)のに不注意な立ち会いをしてしまった。これは事前の研究不足だ。
元大関の栃ノ心と高安は照ノ富士効果か?二桁の勝ち星、身体を治せば復活のチャンスはまだる。楽しみだ。
準優勝の朝乃山は横綱とり、ともに11勝の御嶽海と正代は大関とりへ挑戦となる。これまた楽しみだ。
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