行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

大相撲白鵬・把瑠都時代の意味するものは

2010-03-29 23:18:38 | Weblog
いよいよ大相撲は把瑠都の大関昇進で白・把瑠時代が到来したと言いきっても良いだろう。朝青龍が抜けて興味が半減したが、今場所の把瑠都の活躍でその穴埋めができかかった。日本の国技が外国人力士で支えられている現象を嘆く向きもあるが、逆に考えると外国人力士がいなかったら興業ができない事態になっている事実を直視すべきだ。

英国のウィンブルドン現象は有名だ。ロンドンの郊外ウィンブルドンは緑と花に囲まれたきれいな街だ。ここでのテニス大会はもっとも権威ある大会で世界中のテニスプレーヤーがここを目指して精進している。英国は場所を提供しながら、英国の選手が優勝できないけど世界から有名選手が集まり、観客も世界から来る。英国の経済にとってプラスだ。

日本の大相撲現象は強い力士を世界から集め、国技でありながら注目を集める。モンゴルでは当然大相撲は普通のテレビ放送実況で見られる。ウランバートルから西へドライブすること10時間、オアシスタウン、アルベルヘールへ何年か前に訪れたとき、白黒テレビではあったが大相撲実況を見た。

ヨーロッパでは大相撲ファンのシラク大統領以来、フランスでの大相撲人気は有名だが、琴欧洲や把瑠都の活躍でバルト3国や東欧でも人気が出てきて、NHK海外放送で見られるようになった。

日本の少子高齢社会がいよいよ本番をむかえ、大相撲でなく他の分野でも外国人を受け入れて活性化を図る体制に持ってゆかないと日本の経済はますますじり貧になって行くだろう。諸外国では多くの経験を積みながら(苦しみながら?)外国人を受け入れ多様な社会を築いている。そうした事例を学びながら、日本も徐々に多様な民族社会に入っていく時代になった。

本日の広告によると、楽天やローソンでは新卒採用で留学生を何割か採用するとのこと、先進企業ではすでに始まっている。
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