前回はベテラン勢が頑張り、今回は昨年の賞金女王山下美夢有(21)と岩井千怜(20)の熾烈な優勝争いとなった。首位スタートの山下が好調に前半4バーディーとスコアを伸ばす岩井に首位を奪われた。後半に入り14番で岩井がボギーをたたき、通算8アンダーで並んだ。16番でともにバーディをとり、9アンダー、決着は難しい最終18番へ、ここから山下は賞金女王らしい安定したショットを見せた。第2打は池越えの170ヤード、ほぼ同じ距離を残す岩井より先に5UTで1.5mにつけた。これはアイアンで打てる岩井にかなりのプレッシャー、グリーン右バンカーに打ち込んだ。アイアンの高い球があだになり、目玉となり岩井は出すのがやっとでボギー、山下は今期初勝利、2年連続賞金王に意欲を示している。
山下は地元でジュニア時代、このコースで2回も優勝をしており、地の利も活かした。
8アンダー2位タイにはこの日、5バーディー、ノーボギーで追い上げた阿部未悠(22)が初優勝を狙ったが1打足りず、次回大会が楽しみだ。また4位には7アンダーで仲宗根澄香(31)も初優勝に挑戦した。今シーズン30代ベテランの頑張りに刺激を受けたとのコメント。
今年の女子プロツアーは古江、西村、勝などが米国ツアーに参加してしまったが、ベテラン若手が刺激しあい、新たな黄金期を迎えている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます