過去の厳しい歴史に比較すると、現代のマルタは6%の成長を続け、失業率も低く、建設用のクレーンが何処でも見られる。EUに加盟し、多くの観光客がEU諸国から訪れる。海外からの投資も促進策が功を奏し、資源の無いマルタを支える。ボトルネックは道路網で、バスを待っても30分は来ないこともある。道路が駐車場になっており混雑を加速している。
サービス業は競争が激しく、レストランは勝ち組が繁盛している。うさぎや魚介類のマルタ特有のメニューとイタリアンが多いが、結構寿司屋も多く意外だつた。ワインは輸入品より地ワインが安くて、美味しいので、旅行者には助かる。大きなグラスでたっぷりあって3~4ユーロ、ジュースの方が高い。
観光業以外の産業としては石灰質の土壌に適したオリーブ、果物などの農業、地中海での漁業、ぐらいで、日本の宮古島と同様、別荘を狙いの不動産業への投資を政府は促進している。島のあちこちで大型マンション建設が進められている。この島のネックは従来から水とエネルギーで、ヨハネ騎士団はバレッタ建設にあたっては、当時の首都ラバト・イムジーナ地域からローマ時代のような水道橋を引いた。近代になって世界で最初に海水の淡水化事業を行ったことも理解できる。
湾に浮かぶ太陽光発電も活躍してる
湾に浮かぶ太陽光発電も活躍してる
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます