花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

丹後半島城崎温泉親子旅 -1-

2008-04-15 | 花・風景・旅・他
みなさま、ただいまでございます。
旅から無事戻りました。

=======

この地区売り物の蟹のシーズンが終わったっちゅーのになぜかこの時期に丹後半島を訪れる親子3人。
同じ京都でも洛中界隈は観光客がわんさかですが、北に向かう人なんて数えるほどしかいませんって。。。

とはいえ、父の希望とあっては望みを叶えぬわけにはまいりません。 
なんせスポンサー様ですから~
あぁ、この年になって未だすねかじり。 
父の足が達者であることに感謝するしかありません。


さて、そんなわけで2泊3日天橋立~丹後半島めぐり~城崎温泉の旅をして来ましたので今週はそのお話をつらつらと。


お天気が今ひとつで写真があまり鮮やかに取れなかったのが残念です。



まずはルートです。
東京から新幹線に乗り京都まで。さらに京都から乗り換え直通運転の特急を利用して天橋立まで。 
天橋立の隣駅に近い宮津の旅館に一泊。
翌朝は宮津駅前から丹後半島を1日でさらっと観光できるバスツアー「丹後浪漫す号」で丹後半島の海沿いをぐるりとまわり城崎温泉へ。
外湯巡りのできる城崎温泉に宿泊して城崎駅より京都経由帰路。




では、長々となる旅日記にどうぞおつき合いお願いします。


日本三景の一つであり、"股のぞき"は誰もが知る「天橋立」のあるまでは東京から新幹線ひかり使用で京都で乗り換え福知山から北近畿タンゴ鉄道の営業区に入りたどり着くまでに5時間弱。 いや遠いのなんのって。 ここもまた京都なんです。
それでものんびり車窓から変わりゆく風景を楽しむ電車の旅も楽しいものです。 大半寝ていた人もいましたけど。。。


北近畿タンゴ鉄道=KTR、ご存じでしたか?
タンゴを踊るダンスエリアつき鉄道ではありません。(・・・こんな無用なボケはいやですか?)

福知山から宮津で東は西舞鶴、西は丹後半島を横切り兵庫県豊岡までを営業する第三セクターの鉄道会社です。
もっとも、天橋立まではJR西日本が直通乗り入れしています。


しかしこの乗り入れ特急電車、京都の新幹線からの乗り換えはイジメのように遠く、さらに様々な他方向け列車との連結の都合上か、グリーン車である1号車というのがイヤガラセのようにホームでは一番遠い下り先頭車両にあるのです。
往路はグリーン車を取ったので(JTBの企画旅行で往路のグリーン値段が格安だったものですから)乗り換えが大変だったこと!

年寄りが一緒なので(下手な若者より健脚ですが)ゆったりグリーンでと思ったのに、逆効果でした。



「まいづる」とありますが天橋立まで行く「はしだて」が連結されてます




さてさて、京都から乗り換えたこの特急列車「はしだて」は「まいづる」と連結されており途中綾部駅で車両を切り離しがあります。

身軽になった(?)「はしだて」で京都の里山風景を眺めつつ日本海側に向かって行きますとだんだんと車窓に映る満開の桜の花が増えていきます。 
桜が丹後半島の春が少し遅いことを教えてくれました。


ようやく天橋立に到着、近くの旅館経営の食事どころで海の幸満載のランチを豪勢にいただきます。 日本海の幸がよほどおいしいかと期待したんですが、うーーーん、そこは観光地、さほどではなくちょっと残念。 



さざえ
うまく取れた~♪ ってただそれだけですが
<途中で切れそうになってるというツッコミはなしで>




お腹いっぱいになったところで腹ごなしに天橋立をお散歩します。
お腹いっぱいだっていうのにゆでたてホタルイカの匂いにつられて・・・「おいしいから食べてみて」というお店のおばちゃんの言葉に思わず手が出ます。
ゆでたては最高♪ お土産にこの茹でたものを干して売っています。






天橋立は昔々、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が天に通うためにかけた梯(梯子)が倒れ、それが現在の姿になったという言い伝えがあるそうです。
天橋立については翌日の観光ツアー編に回すことにして、もう一つの名所があるのです。



それは「三人寄れば・・・」という言葉で思い出される文珠菩薩の霊場である、日本三文殊のひとつ通称切戸(又は久世戸)の文殊堂=智恩寺。
少しでも、もうちょっとでもお智恵を授けていただこうと拝みに参ります。



智恩寺多宝堂



智恩寺山門


なぜか本堂の写真取り忘れているマヌケな私



船の往来のたび橋が廻転して船を通行させる廻旋橋
おや、ここにも3人。。。 何かいいアイデアは浮かんだかしら?



そして天橋立の松並木を歩きます。








天橋立までは2つの橋があり、そのうち一つは船が通ると廻転して運河を開く廻旋橋です。

もっぱら宮津にある日本冶金工場への鉱石運搬船(艀)のために動いているようです。



宮津湾に停泊している、海外から鉱石を運んできた船
その左脇に小さく見える艀が鉄鉱石を積み換えて天橋立の廻旋橋部分を通り工場へと往復し続けるらしい



天橋立で分けられた内海の阿蘇海(海跡湖=汽水湖)
遊覧船とその後を追うように走るモーターボート
どちらも観光用
まるで親ガモの後につく小ガモのよう



アサリが取れるらしく漁をする人が



松並木をしばし歩き腹ごなしができたところで引き返し、送迎バスで宿へ。
お風呂に入って休憩しても晩ごはんにはまだ間があるので、一風呂の前に今度は宮津界隈をもう一歩きしてみます。

この続きはまた明日