昨日見た番組
「又吉直樹のヘウレーカ!「ピアノで脳の働きが良くなるってホント!?」」
の話の続きなのですが…
←練習しないで上達したいかっていうといや別に
古屋さんは、練習の効率アップのための研究をしているそうで、なんか怪しげなグッズ(プロの手の動きを体験できるよう手に装着するメカ)も紹介してましたけど、脳科学の視点からいろいろ考えられることはありますよねそりゃ(つまんない練習より楽しいほうが身につくとかね)。
でも古屋さんが言うには、研究を推し進めて、究極的には練習をまってくしないで(o_o) 弾けるようになるというのが目標だとか。。ナニソレちょっといってる意味がわかんないんですけど
まぁ練習効率というものが、「上達の度合い」を「練習時間」で割ったものであるとすれば、これを向上させるには「練習時間」を短くすることを考えるってことになるだろうけど、これをゼロにするという考え方は、なんというかdivide by zeroエラーみたいな、実際問題どんな状態のことを指しているのかさっぱりわからない。
というか、そもそも根本的な違和感があるんですけど、だって何のためにピアノを弾いてるかといったらそれは、
練習してる(つまりピアノ弾いてる)と楽しいからでしょ?
まぁたまには人前で演奏したり、そのあとみんなで飲むのが楽しいとかもあるのですが、それはむしろ副次的というか、やっぱりふだんピアノを弾いてるときが楽しいからピアノを続けるのであって。
それを究極短くしてどうするの。
と、私は思うんですが。もちろん、時間は誰にとっても限られているわけで、同じ練習時間で、よりパフォーマンスを高めようということであればよくわかるんですがね。
それでいったん「えぇぇっ」と思ったわけですが、説明を聞いているともうちょっと古屋さんのいいたいこともわかってきました。
とにかく手が動くようにする、という練習にばっかり長い時間をとられ、音楽そのものを考える、感じること…楽譜を読んでどう弾きたいかを考えるアナリゼ的な意味だけではなく、幅広い知識や感性を磨くことも含めて…に時間を割けなかったり、
ハードな練習で心身を傷めてしまうピアニスト志望の若い人がいたり。
そういう事態をなんとかしたいという強い気持ちがあるのですね。
古屋さんは、ご自身がピアニストを目指したいと思った瞬間もあるほどピアノに入れ込んでいて、ピアノを弾くことはもちろんたまらなく楽しかったんです。でも、
「練習して弾けなかったことが弾けるようになると、脳や身体はどう変わるのか。「脱力」とは、どの筋肉をいつ弛めることなのか。指や腕や肩をどう動かせば狙った効果が音に表れるのか。データに基づいて合理的に説明してくれる教本や指導法に出会うことばできませんでした。」
この状況の中で、痛みや疲労を無視して練習を重ね、体の調子は悪く、練習をすればするほど弾けなくなっていく。(「ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム」の「はじめに」から)
こういう状況をどうにかしようという発想からくる研究なわけです。そもそも、「楽しい練習しかしない」宣言の趣味ピアノとは次元が違います。「練習をすればするほど弾けなくなっていく」という状態も、常に練習の足りない(^^;;私からすれば想像しにくいですが、プロを目指してハードな練習をしている人の中ではそれなりにある話のようです。
ということで、古屋さんのイイタイコトは、「指を動かすためだけの、心と体に無理を強いる練習はゼロにしたい」ということなのかなと。それなら、まるっとわかりますね。そしてそれを、科学的アプローチから研究しているというのがいいですね。同じことを考えているピアノの先生もいると思いますが、視点が違うので、両輪のごとく進んでいけるといいよね。もっと、みんなが幸せになれるピアノ界へ。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
「又吉直樹のヘウレーカ!「ピアノで脳の働きが良くなるってホント!?」」
の話の続きなのですが…
←練習しないで上達したいかっていうといや別に
古屋さんは、練習の効率アップのための研究をしているそうで、なんか怪しげなグッズ(プロの手の動きを体験できるよう手に装着するメカ)も紹介してましたけど、脳科学の視点からいろいろ考えられることはありますよねそりゃ(つまんない練習より楽しいほうが身につくとかね)。
でも古屋さんが言うには、研究を推し進めて、究極的には練習をまってくしないで(o_o) 弾けるようになるというのが目標だとか。。ナニソレちょっといってる意味がわかんないんですけど
まぁ練習効率というものが、「上達の度合い」を「練習時間」で割ったものであるとすれば、これを向上させるには「練習時間」を短くすることを考えるってことになるだろうけど、これをゼロにするという考え方は、なんというかdivide by zeroエラーみたいな、実際問題どんな状態のことを指しているのかさっぱりわからない。
というか、そもそも根本的な違和感があるんですけど、だって何のためにピアノを弾いてるかといったらそれは、
練習してる(つまりピアノ弾いてる)と楽しいからでしょ?
まぁたまには人前で演奏したり、そのあとみんなで飲むのが楽しいとかもあるのですが、それはむしろ副次的というか、やっぱりふだんピアノを弾いてるときが楽しいからピアノを続けるのであって。
それを究極短くしてどうするの。
と、私は思うんですが。もちろん、時間は誰にとっても限られているわけで、同じ練習時間で、よりパフォーマンスを高めようということであればよくわかるんですがね。
それでいったん「えぇぇっ」と思ったわけですが、説明を聞いているともうちょっと古屋さんのいいたいこともわかってきました。
とにかく手が動くようにする、という練習にばっかり長い時間をとられ、音楽そのものを考える、感じること…楽譜を読んでどう弾きたいかを考えるアナリゼ的な意味だけではなく、幅広い知識や感性を磨くことも含めて…に時間を割けなかったり、
ハードな練習で心身を傷めてしまうピアニスト志望の若い人がいたり。
そういう事態をなんとかしたいという強い気持ちがあるのですね。
古屋さんは、ご自身がピアニストを目指したいと思った瞬間もあるほどピアノに入れ込んでいて、ピアノを弾くことはもちろんたまらなく楽しかったんです。でも、
「練習して弾けなかったことが弾けるようになると、脳や身体はどう変わるのか。「脱力」とは、どの筋肉をいつ弛めることなのか。指や腕や肩をどう動かせば狙った効果が音に表れるのか。データに基づいて合理的に説明してくれる教本や指導法に出会うことばできませんでした。」
この状況の中で、痛みや疲労を無視して練習を重ね、体の調子は悪く、練習をすればするほど弾けなくなっていく。(「ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム」の「はじめに」から)
こういう状況をどうにかしようという発想からくる研究なわけです。そもそも、「楽しい練習しかしない」宣言の趣味ピアノとは次元が違います。「練習をすればするほど弾けなくなっていく」という状態も、常に練習の足りない(^^;;私からすれば想像しにくいですが、プロを目指してハードな練習をしている人の中ではそれなりにある話のようです。
ということで、古屋さんのイイタイコトは、「指を動かすためだけの、心と体に無理を強いる練習はゼロにしたい」ということなのかなと。それなら、まるっとわかりますね。そしてそれを、科学的アプローチから研究しているというのがいいですね。同じことを考えているピアノの先生もいると思いますが、視点が違うので、両輪のごとく進んでいけるといいよね。もっと、みんなが幸せになれるピアノ界へ。
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