アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

完全な完全終止がありませんでした(スクリャービン)

2020年10月06日 | ピアノ
話が戻りますが、artomr先生レッスン@zoomのときのスクリャービンの話を書いていませんでした。

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まず一回弾いて、褒められたのは曲の最後の一段、pppになるところ。
「すごくはっきりわかる、きれい」
ということでよかったです。とにかくね、おゆき先生にしょっちゅう「ppにする気合が足りない」とか言われてるんで、このキメのところのpppはめっちゃ気合入れましたよ。

「急に『ふっ』と小さくなる」というところ、うまく決まるととてもいい感じになるんですよね。

それから、完全終止の話になりました。前回のレクチャーでモーツァルトは「完全終止祭り」…これでもかってくらい出てきたんですが、このop11-11では
完全な完全終止は一度も出てこない
だそうで。

なんだ完全じゃない完全終止って。

ベース音が完全終止の動きをしてるから完全終止なのかなという印象があるところ(24小節最後)余計な音が出てきて完全じゃない(よどごどの和音)
「1の和音は、4の和音の5度になりやすい」(←呪文か?)

完全な和音は最後しかない。そこまで完全終止させたくなかったらしい。

27小節最後も終わりそうでやっぱり完璧じゃない。そして次の小節は「サスペンド」「付加6」つき
31小節最後も同様

完全終止っぽいけど違うものが何度も出てきて、でもうみなさん完全終止なんて聞きたくないでしょって感じで無理やり1度の和音で終わる。

最後の一段に出てくるサスペンドの音は最長。緊張感を持って、印象的な音で。


えーと、上記では「はしょって」ますけど実際のレッスンではもっとぎっしり和声の解説してて(正直話の外形だけ追って流してる)もうみっちり、あまり私が何度も弾いてみて「直す」というような時間はなかったんですけど、でもね、たとえば、冒頭のところについて…


2小節目と7小節目は似た伴奏形ですけどちょっと違います。2小節目は2度の和音の下方変位(ソがナチュラル)で7小節目でようやく「普通の」2度の和音が出てくるんですが、dimしてpの流れと相まってとてもきれいですね。だからpの前でちょっとだけritするのはアリ

という説明を聞いたわけです。それからWebピアノ練習会の録音をして、そしたらartomr先生のコメント「通常のⅡの和音のルバートもかなりいいです」につながってるわけで、だから弾くのにもちゃんと役立つ…らしいですよ。生かせてないとこも多いけど…

----- 今日の録音
中田喜直/こどものピアノ曲より「わらべうた」

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