アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

クラシック音楽の特徴

2021年03月07日 | ピアノ
話が戻りますが、「クラシック音楽ってなんだろう」でマクラにしたような、「吉松隆」の場合、

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←クラシック「っぽい」ってどういうこと?

時代を経て云々、ということでいえばちっともクラシックではないのですが、たとえば「クラシック限定」と主催者がいっているような練習会で弾いても問題ないかもしれません。

というのも…

マイクとかアンプとか使わず内部奏法とかもなくふつうに(おとなしく?)ピアノを弾く楽曲である
楽譜どおりに弾く類の音楽である
調性あり、拍子あり、小節線あり

ということで、クラシック「っぽさ」の一部の特徴は持っているというか、なんとなく会の中で違和感ないということになるかもしれないからです。まぁ主催者さん次第ですが。

つまり「クラシック」のくくりは人により場合により線引きが多少前後する可能性があります。

新しいのはどこまで…!?

そして古いほうは?? 単に古ければいいって話ではなくて、なんかグレゴリオ聖歌とか違う気がしますよね。上記の、吉松隆がなんとなくクラシックっぽいといったその特徴、それが欠けているからです。

誰もが迷わず、というか、「クラシック」のイメージの中心あたりにいそうなのがモーツァルトさんですね。なにしろ「古典派」なんて呼ばれてますし。新しすぎず古すぎず。

放送大学テキスト「西洋音楽の歴史」に「古典派音楽の古典性」という項目があって、曰く
「一般に古典とは、後世の手本となるような第一級の作品を指す」「特定の地域や時代の趣味に偏することなく、簡潔明瞭で秩序や均衡を重んじ、また多様性と統一性の両面で充実していることなどが古典の条件とされることが多い」云々とあるんだけどそれはまた人によって見方が違いそうで、どうなんだろと思わなくもないけど

「楽譜を通じた作品の流布が広まり、経済的にも出版の重要性が増した18世紀後半からは、楽譜として公にされた音楽を作品として演奏し続ける習慣が確立した」

これは納得。楽譜を通して、作曲者の意図を(かなり)正確に、作曲者の死後も伝えることができて、安定してその曲を演奏することができる。まさに「古典」として扱える体勢が整ったわけですね。

楽譜をじっくりしっかり読み込んで、それを尊重して弾く。

ポップスを弾くときも私たちは楽譜を使いますが、まぁ音を適当に足し引きして弾いていい感じがしますね。なんとなく楽譜の位置づけが違うの。

artomr先生のレクチャーではチャールズ・アイヴズ:《ピアノ・ソナタ第2番》(マサチューセッツ州コンコード 1840-60年)より第3楽章〈オルコット家〉という曲を取り上げるそうなんですが

上記youtubeでは楽譜が見られます…ですがこれ…小節線はどこいった

「なぜこの曲を選んだかというと、この曲はアメリカ的なポピュラー音楽と、ベートーヴェンの運命交響曲の旋律がゴチャゴチャに混ざっているからです。でも私はこの曲が単なる奇を衒った現代音楽ではなくて、非常に不思議な感動をもたらす曲として「クラシック音楽的」だと感じています。ぜひその感動を皆さんにも感じていただいて、「クラシック音楽とは何なのか?」というもっと一般的な問題を皆さんと考えてゆけたらなぁと思います。」

(o_o) だんだん余計わかんなくなってきた

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