カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

物語その53・海を渡った詩人先生

2020-01-28 22:33:54 | 不等号の関係性
たかあきは、貴族の嫡子と貧乏詩人に関する追憶の物語を創作してください。

 貴族の嫡男だった彼の家庭教師は、自分の作品では生活費も稼げない詩人だった。やがて詩人は長年の貯えを元に余所の国で詩作に励もうと海を渡ると決め、彼は幾ばくかの餞別を渡してそれを見送った。その後、詩人が有名になった話は聞かないが、今も元気に詩作に励んでいるのだろうかと彼は時々思う。
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