雲辺寺は四国八十八ケ所の一つ。第66番札所です。
霊場で最も高い標高911メートル。かつては遍路転がしと呼ばれる難所でした。現在は麓からロープウエイで山頂駅まで7分で接続されており行きやすくなりました。
住所は徳島県。ですが霊場としては讃岐の一つ目のいわば「関所寺」です。
縁起によると、弘法大師は雲辺寺に3度登ってます。最初は延暦8年。大師が16歳の時で善通寺の建材を求めて登りました。その折に堂宇を建立し、雲辺寺の創建となりました。
2度目は大同2年(807)大師34歳の時、唐から請来した宝物で秘密の灌頂の修法をしました。
3度目は弘仁9年(818)大師45歳の時、嵯峨天皇(在位809−23)の勅を奉じて登り、本尊を彫造して、仏舎利と仏法石を山中に納めて供養し、霊場と定めた。
宗派:真言宗御室派
本尊:千手観世音菩薩
開基:弘法大師
創建:延暦8年(789)

山門前に紅葉の大木がありました。訪問の7月17日は手前に並ぶ紫陽花が綺麗でしたが。紅葉の季節には赤く色づいてフォトスポットになるんだろうね。

まずは参拝なので本堂へ向かいます。

本堂です。

本堂のそばにある「おたのみなす」。
大師堂へ向かおうとして短い行列を発見。とりあえず並んでみた。

なんか。わからん。

外にこんなんがありました。紫陽花を献花し過ぎて灯りが遮られ、中ではほぼ暗くて何があるかわからなかったよ。


売店の前に床几が置かれていて、紫陽花がガラスの器に飾られてました。

おや?側に紫陽花の器が置いてある。

追いかけて坂道を上る。先に大師堂がありました。

帰り道。石段の脇に杉の巨木が。
そういや、来る途中で銀杏の木があったな。何か由来がありそうでした。行ってみようか。(続く)