お葬式の翌日。義父の死亡手続きに義母と旦那と私と朝イチで市役所の出張所の窓口へ。香川県では市町村合併時にあっちもこっちも行政が整理されました。以前は町の役場だった場所が、今は市の出張所となりました。田舎の市役所は遠いんです。けど大概の行政手続きは出張所でできるらしい。しかも現在のIT・マイナンバーカード大臣の平井さんは香川県の議員さんです。ちなみに、香川県の総人口と相模原市の総人口はかろうじて香川県が多いて程度でして。どうもあれこれの制度をテストしてる模様です。窓口のおばさんは慣れないパットにぽちぽち入力しつつ「あ〜、全部消えてしまったぁ」と大騒ぎしてましたが、ほぼ窓口で死亡手続きのほとんどが可能でした。出来なかったのは介護関係かな?あと急に帰省したのでダンナの印鑑証明カードや印鑑は相模原に置いたままだったことですね。でも慣れないPC機械にあたふたしつつも12時半にはほぼ可能な手続きは全て終わりました。
そこで一つ。
義父の印鑑証明カード・保険証・障害者手帳・介護保険証などあれこれは返還しましたが、マイナンバーカードは「銀行や農協でも使いますので、全て終わったら返還してください」と一旦戻してくれました。マイナンバーカードを作った当初は使えないなあ?と思いましたが。行政においては使えるようです。特に義父は高齢でしたが、マイナンバーカードを作ってくれてたのよね。もし家族にまだマイナンバーカードを作ってない人がいたら。それが高齢者ならば、子供は親の側についてあれこれ世話を焼いてもマイナンバーカードは作るべきだ。と思いました。特に万一の場合。自分のために。作ってくれててありがとう義父さん!
実はこんなに手続きに時間がかかると思わなかったので、義姉は婚家のお昼ご飯を作りに帰宅せねばなりません。出張所の前で義姉とお別れ。私とダンナは徒歩で帰宅することに。先週帰省した時は、家にこもって出歩かないことを心がけましたが。もうね。誰〜も歩いてないの。田舎は移動はほぼ車だからね。歩く人がいない。密?何ソレ状態ですよ。そんでもって田舎は情報が回るのが早い。義父は高齢でしたが、地域のあれこれをまだ現役でやってまして。亡くなったのはあっちゅー間に情報が回りました。すでにみんな知ってるからさ。隠れるようにして家に籠る必要は亡くなった。まあマスクして距離を保って。誰もいないけども。
ポヤポヤと歩きつつ。田舎の風景を眺める。
橋を渡るとダンナがこっちの細道を通ろうと。
草花が咲いてますなあ。これはナヨクサフジですなあ。うちの田舎にも咲いてたのね。
でこれは、見事なナズナです。
そんで?何だっけこれ?
歩いてると日常が戻ってくる感じがする。
田舎の里山は既に若葉で彩られてました。
ノボロギクがまるでタンポポのようだ。最早タネを飛ばしている。
おお!白色のスミレ!立派な株だ。
こ、これはっ!!
火葬場の正面玄関前で群生して咲いてたやつ。何だろうか?
マツバウンラン(松葉海蘭):オオバコ科の1年草または2年草。葉の形は松葉。花がウンランに似ていることからこの名がついた。
花期:4−6月。高さは20−60センチ。北アメリカ原産の帰化植物。日当たりのいい場所に生える。
さて帰宅。お昼ご飯を手早く作って食べる。その後しばらく。洗濯物などを取り込んでいると、義姉が再びやってきた。これからもう一度出張所に義父の年金番号のわかる書類を持参(午前中に忘れたので)して再訪後、銀行と農協に行って話を聞いたりせねばならんのですが。
行ってみたら銀行も農協も閉まってた。銀行も農協も閉まるのこんなに早いのか!!と3人して呆然。
どないもならんので翌日に再びあれこれすることに。
ところで、役所の窓口で出来なかったことに、寡婦年金手続きというのがあったのですが、手続きは香川県の場合、善通寺市の窓口に義母本人が行く必要があります。その際に義父の死亡が記入された戸籍謄本が必要なのですが、ソレが出来るのはあと数日かかるとか。で、滞在中には手続きが進まないので、義姉に後を託してお願いしましたらば?
後日分かったのですが、県で窓口が一つしかないということは混むのですよ。コロナ禍ですから密を避けるためか寡婦年金手続きは予約制だったとか。しかも最短の予約日は2週間以上先でした。
ってな事で銀行も農協も閉まってしまい、この日はどうもならんので、義姉に義母の好みや好きなものを尋ねつつスーパーで買い物することに。
食べてくれるかなあ?と思いつつあれこれ料理した。作り置きの保存食も合わせて作る。
そして翌日、朝から義父の位牌や遺影や遺骨周りを義母の指示に従いながら整える。
義母:「後からお父さんが亡くなったと知った人がお参りに来るかもしれないから。急がねばならん!」と言う。
んな訳ない!と思ったけど、早い人は整えてる間にやってきた。田舎の情報網ってどうなってるのだろう?
そして午後。義姉がやってきた。市役所の本庁舎に寄って一人残った義母の介護関係の話をからきたので、時間がかかったのだ。急がねば。農協と銀行がまた閉まってしまう。
私:「義母さん、私ら銀行と農協に行ったらそのまま相模原へ戻るから」
手続きは他にも多々残ってるのですが。手続きに必要な印鑑や印鑑証明カードは相模原なのです。戻らないと先に進みません。んでもって香川の役所で出来るあれこれは、義父の戸籍謄本が新しくならないともうできない。
私:「冷蔵庫にあれこれ作って詰めてあるからね。食べてね」と。
「あれこれは次にゴールデンウィークに戻るから!」と言い置いて、急いで出発する。
車内にて。
前日、義姉に「父の部屋に母を移したい。説得して欲しい」と指令されていたのですが。流石に義父の死が急すぎて、前夜義母に言うは言ったものの。
義母:「まだお父さんは生きてるみたい」と言って、とても父の荷物に手がつけられなかった。
ダンナ:「こういうのは時間がかかるから」と。
私:「と、義母さんが言ってて。まだ無理です」と義姉に伝える。
この日やったのは、せめて義母の望むように遺骨周りを義父の趣味のサボテンのトロフィーや賞状を飾った位です。お参りに来た人に見てもらいたいと義母の希望。
そして農協と銀行を周り、手続きの書類をもらい駅まで送ってもらう。
最寄りの観音寺発の特急は、自由席が空いていた。まあ平日だし。
けど新幹線ののぞみの自由席も空いていた。大阪・神戸・京都でコロナが増えたのだ。わずか1週間前には、人の移動もコロナ以前に戻りつつあったのにね。こんな短い時間でまさかの状況ですよ。やはり日本人だし桜に浮かれちゃったのかなあ?それとも歓送迎会のシーズンで気が緩んだか?後の祭りという奴ですね。はあ。。
ってな事で、てんやわんやの数日を終え、相模原に到着。
何はともあれお風呂です。
服を脱いで大きな打身が両膝に出来てるのをみてびっくり!気づいてませんでした。着替えもしてたのに、両膝をみてなかったのね。気づけば痛みにも気づいちゃった。まずは日常に戻らないといけない。
あ。書きたくないから書き忘れていましたが。
義父の直接の死因ですが、誤嚥性肺炎です。
入院した時に医者は「すぐどうこうならない」的な事を言っていたのに、面会後1週間で突然の訃報となったのはこういう事でした。もうね。本当に突然で。毎日義父に面会に行ってた義姉も、間に合わなかったのだ。
前の日かな?義父は義母に「水が飲めるようになった」と嬉しそうに電話をかけてきたらしい。
義姉も「随分元気になってきて、本人は退院する気満々だった」と言ってました。
誤嚥性肺炎って怖いですね。芸能人や往年のスポーツ選手が「誤嚥性肺炎で亡くなりました」的なニュースを見ることはあるのですが、まさかこんなに急に!!でした。
あ〜、ここでこれを書くのもどうかと思うのですが。お知らせです。
7月に引っ越します。相模原を引き払い、香川へ戻ります。
義父がいるならば、義母と二人でなんとかやってたけど。もう義父はいないので。
義姉があれこれ助けてくれてますが。義姉だって婚家の生活があります。いつまでもお願いできません。あと3ヶ月の時間があるのは、ダンナの仕事の関係です。
田舎はソレなりに不便です。まずは引っ越したらすぐに車に乗れるように自動車学校に行かねばなりません。車が運転できないとことには生活できないので。
あれもこれも不安ですが。もうやるしかない。
実は今、(この記事は4月14日に作成)5月の連休は香川に戻ってます。戻ってるハズです。
ハズでした!お察しの通り、日々大阪と東京は競うようにコロナ陽性者が1000人を超えており、田舎の義母から「帰って来ないで!」の連絡が入りました。
どうも近しい人に「神奈川からコロナを持ってくるな!」と厳しいことを言われたっぽい。近しい人が近所なのか親族なのか確認してないけど。
田舎は高齢者が多いので、コロナは怖いよね。義母や義姉にヘイトが集まるのは私達も本意ではない。
香川に帰れません!またしてもです。
今回は引越しに向けて帰りたかった!書類もあれこれ書かねばならぬと言うのに。ダンナ曰く「今はコロナ予防が優先です。自分のやりたい事は後回し。諦めろ!」と言われ、現在相模原にいます。
引っ越すにはまず田舎の家の荷物を移動しないといけません。それをやったり。お葬式の後できなかった手続きのあれこれを進めたりしてるハズ。頑張るんだ自分。とはいえ、脳梗塞発症者&高血圧&糖尿病患者の私は健康には全く信用ならんのですが。
記事投稿はぼやきながら続けますが。投稿数は減ると思います。通常に戻せるのはおそらく引っ越し後しばらく経ってから。だって田舎にはWEB環境自体ないのですよ。どれだけおくれてるのだろうか?IT担当大臣に環境整備を期待したいけど、調べてみないとわからないなあ。
ってな事で。
実はようやく記事を書けるようになりました。義父の葬式で田舎から戻ってしばらく、何も手につかず、何も書けなくなってたんだよね。記事の予約投稿をやってなかったら途切れてたよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます