いや~、まさか「前田侯爵邸」だけで何本も記事を分けるとは私も思ってませんでしたが、本日で最後です。これも沢山の画像を紹介しようとしたのが敗因でした。まず公開する場所を明確にするために見取図を。
/2階平面図。薄い黄色で着色してある部屋が公開されてる場所。
/見取図1。正確に記せば、ここは部屋ではなく空間です。画像右手が書斎。
/見取図2。書斎。デスクなどの家具は配置してありますが、本棚は空っぽ。
往時の姿。あれこれ置いてある方が、建物は楽しいです。
洋館を近くから眺めたい。洋館に入りたい家具を入れて欲しい。と欲望は次々と湧いて限りないですね。
/見取図3。長女の部屋。(もしかしたら3男の部屋だったかも)窓の外は玄関ポーチの上のバルコニーですが、部屋からバルコニーには出られません。
/見取図4の部屋。何に使用していたのか、平面図に書かれてないので分かりません。またこの部屋だけ照明が安っぽいので、私は前田侯爵の後の所有者もしくは使用者が付けたんじゃないかと想像します。
見取図左上の4部屋は全て和室です。1&2階の公開されている邸宅の中で、和室はここだけ。
/見取図5。三女の部屋。
/見取図6。かつての主人夫妻の寝室です。トップ画像もここから撮影。部屋の中へは入れません。入口から撮影。
。見取図7。婦人部屋。
私の実家もそうなのですが、子どもはいつか巣立って家を出てゆきます。その後かつて私の部屋だった場所は今では弟一家の居間へと変りました。見取図を眺めながら、長男次男の部屋はないんだ…。と感じてみたり…。これ、いつの時点の部屋の配置なのでしょうか?
WIKIでこの建物を建てた前田利為侯爵を検索。
前田侯爵は軍人として昭和17年(1942)ボルネオ守備軍司令官となり、ボルネオ沖で搭乗機が落ちてなくなってました。撃墜されたのか、単なる事故かうやむや。でも事故だと相続税が発生。戦死だと相続税はかからないと、国会で討論されてました。そして長男次男の部屋の所在はわからないまま。
駒場公園から東大キャンパス沿いに松濤にある観世能楽堂へ戻ってくると既に12月10日14時半。15時の開場に合わせて行列が出来てました。私も加わります。待ち時間は30分程。並んでるのはほぼ年配の方々。能楽の客層は年齢が高いんですね。おまけに毎回飛行機で駆けつけるお金持ち常連さんにいたりして、常連さんの会話は並んでる際の暇つぶしになります。
え?なんでお金持ちが行列するの??って思いました?
実は最終公演となる12月は全席自由席なのです。つまりよい席も早いもの勝ちなんだな。あ。これは私が毎年見に行っている「藤波能の会」だけのルールやもしれませんが…。
年間購入券で余ったチケットを毎年プレゼントして下さる方がいらっしゃいまして。今年はぜひぜひ12月演目「土蜘蛛」を見たかったのです。
期待以上に楽しかったです。
正確に書くと今回は「土蜘蛛入違之伝」という特殊演出有りでして、白泉社から出版されている能学漫画『花よりも花の如く』(著:成田美名子)に紹介されていた土蜘蛛とは演出が違ってました。特にラストは凄過ぎて笑うで!
ちゃんと本も持参し筋書きを追いつつ舞台を見ました。「巻絹」はもう4回目くらいで何度も見てるんだけど、「土蜘蛛」は始めて。
「土蜘蛛」も本を見ながら舞台を追いかけてましたが、最後、怪しい古い塚に血の跡を辿って独武者一行がやって来たあたりからはもうガン見!!だって土蜘蛛は合計20個近いクモの巣を投げるんですよ。舞台はもう真っ白!最後の大詰めは土蜘蛛が両手でクモの糸を投げ、更に後ろから後見が2人土蜘蛛の左右から1個つづクモの糸を飛ばし都合4個の糸が舞台から正面客席へ投げられる!まさにクライマックスです。
能楽はいつの間にか始まっていつの間には終るんですけど、シテ役の土蜘蛛が自分で歩いて退場しないのは楽しい。お話の展開上、最後に土蜘蛛は退治されてしまうので、歩いて引き揚げるのは違和感ありますもん。だから、古塚に見立てた洞窟に土蜘蛛の役者さんが入ったまま、後見の人が古塚を撤収するのはナイスアイデアです。
や、最後は私の記憶違いかもしれん。何しろ能楽って3時間くらいあって、附祝言を聞く頃にはもうバテバテなのね。クライマックスを見る頃は、観客も見疲れしてるんです。
「土蜘蛛」は能楽の中では登場人物が多くて楽しいです。つーか、お面好きの私としては、「土蜘蛛」のお面はなかなかお目にかかれない珍しい奴で、それだけでも萌え萌え~
怪異ものが好きな私には「土蜘蛛」は萌えポイントが盛沢山で素敵でした。も~、すぐにでももっぺん見たいっ。
あ~、もっぺん見たい~~!!
/2階平面図。薄い黄色で着色してある部屋が公開されてる場所。
/見取図1。正確に記せば、ここは部屋ではなく空間です。画像右手が書斎。
/見取図2。書斎。デスクなどの家具は配置してありますが、本棚は空っぽ。
往時の姿。あれこれ置いてある方が、建物は楽しいです。
洋館を近くから眺めたい。洋館に入りたい家具を入れて欲しい。と欲望は次々と湧いて限りないですね。
/見取図3。長女の部屋。(もしかしたら3男の部屋だったかも)窓の外は玄関ポーチの上のバルコニーですが、部屋からバルコニーには出られません。
/見取図4の部屋。何に使用していたのか、平面図に書かれてないので分かりません。またこの部屋だけ照明が安っぽいので、私は前田侯爵の後の所有者もしくは使用者が付けたんじゃないかと想像します。
見取図左上の4部屋は全て和室です。1&2階の公開されている邸宅の中で、和室はここだけ。
/見取図5。三女の部屋。
/見取図6。かつての主人夫妻の寝室です。トップ画像もここから撮影。部屋の中へは入れません。入口から撮影。
。見取図7。婦人部屋。
私の実家もそうなのですが、子どもはいつか巣立って家を出てゆきます。その後かつて私の部屋だった場所は今では弟一家の居間へと変りました。見取図を眺めながら、長男次男の部屋はないんだ…。と感じてみたり…。これ、いつの時点の部屋の配置なのでしょうか?
WIKIでこの建物を建てた前田利為侯爵を検索。
前田侯爵は軍人として昭和17年(1942)ボルネオ守備軍司令官となり、ボルネオ沖で搭乗機が落ちてなくなってました。撃墜されたのか、単なる事故かうやむや。でも事故だと相続税が発生。戦死だと相続税はかからないと、国会で討論されてました。そして長男次男の部屋の所在はわからないまま。
駒場公園から東大キャンパス沿いに松濤にある観世能楽堂へ戻ってくると既に12月10日14時半。15時の開場に合わせて行列が出来てました。私も加わります。待ち時間は30分程。並んでるのはほぼ年配の方々。能楽の客層は年齢が高いんですね。おまけに毎回飛行機で駆けつけるお金持ち常連さんにいたりして、常連さんの会話は並んでる際の暇つぶしになります。
え?なんでお金持ちが行列するの??って思いました?
実は最終公演となる12月は全席自由席なのです。つまりよい席も早いもの勝ちなんだな。あ。これは私が毎年見に行っている「藤波能の会」だけのルールやもしれませんが…。
年間購入券で余ったチケットを毎年プレゼントして下さる方がいらっしゃいまして。今年はぜひぜひ12月演目「土蜘蛛」を見たかったのです。
期待以上に楽しかったです。
正確に書くと今回は「土蜘蛛入違之伝」という特殊演出有りでして、白泉社から出版されている能学漫画『花よりも花の如く』(著:成田美名子)に紹介されていた土蜘蛛とは演出が違ってました。特にラストは凄過ぎて笑うで!
ちゃんと本も持参し筋書きを追いつつ舞台を見ました。「巻絹」はもう4回目くらいで何度も見てるんだけど、「土蜘蛛」は始めて。
「土蜘蛛」も本を見ながら舞台を追いかけてましたが、最後、怪しい古い塚に血の跡を辿って独武者一行がやって来たあたりからはもうガン見!!だって土蜘蛛は合計20個近いクモの巣を投げるんですよ。舞台はもう真っ白!最後の大詰めは土蜘蛛が両手でクモの糸を投げ、更に後ろから後見が2人土蜘蛛の左右から1個つづクモの糸を飛ばし都合4個の糸が舞台から正面客席へ投げられる!まさにクライマックスです。
能楽はいつの間にか始まっていつの間には終るんですけど、シテ役の土蜘蛛が自分で歩いて退場しないのは楽しい。お話の展開上、最後に土蜘蛛は退治されてしまうので、歩いて引き揚げるのは違和感ありますもん。だから、古塚に見立てた洞窟に土蜘蛛の役者さんが入ったまま、後見の人が古塚を撤収するのはナイスアイデアです。
や、最後は私の記憶違いかもしれん。何しろ能楽って3時間くらいあって、附祝言を聞く頃にはもうバテバテなのね。クライマックスを見る頃は、観客も見疲れしてるんです。
「土蜘蛛」は能楽の中では登場人物が多くて楽しいです。つーか、お面好きの私としては、「土蜘蛛」のお面はなかなかお目にかかれない珍しい奴で、それだけでも萌え萌え~
怪異ものが好きな私には「土蜘蛛」は萌えポイントが盛沢山で素敵でした。も~、すぐにでももっぺん見たいっ。
あ~、もっぺん見たい~~!!
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