あられの日記

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ハノイ歴史博物館と焼き物の町バッチャン村

2015年04月28日 00時38分02秒 | ベトナム旅行記
昨日の記事の続きです。今日の記事は、2015年4月9日、旅の1日目後半です。

ベトナム時間午後15時に空港を出発し、午後15時45分。ハノイ歴史博物館に到着しました。

バスから降りたら目の前にかっこいい巨木がありました!ガイドのフォンさんに「この木の名前は?」と尋ねたら「レーの木です」と答えがありました。

ベンチがおもちゃのようですね。ああ、南国へ来たんだなあ~と実感出来る木です。日本ではあり得ない形をしてるもの~。
早速博物館の中へ。
『原始・古代・独立王朝時代・フランス統治時代・独立までのベトナムの歴史が順序よく展示されています(添乗員さんの旅日記より)』

これ、見た事あるゾ?ベトナムと国境を接している中国の広西チワン族自治区の博物館で、銅鼓と紹介されてたわ。なるほどかつてはベトナムと広西チワン族自治区には、同じ民族が暮らしていたのやもしれんなあ。

なんつーか、古代の農機具です。どこかで見たような形ですね。これは青銅器か?石器か?どっちにしても畑を耕すための形ですよね~。

これは…。中国とベトナムが戦ったようです。実は、ベトナムと中国は歴史上長い事対立してました。確か1000年位中国と争っていたとか。上のフィギュアの舟の小さい方が、ベトナムの人で、大きい方が中国です。確かガイドのフォンさんは、938年バイタンの戦いを現してるとか言ってたような…?
どうもベトナムでは有名な戦いだったようで、他にも大きな絵になってます。

これね。
この後、ベトナムの独立王朝時代の素晴らしい展示物が登場します。







ろうそく立て。

ろうそく立て、

狛犬。この辺りから私の好みの石彫を撮影する事に。長い事私の友人を続けてる人には、「あられちゃん好みね~」と呆れて下さるかと…。









ここをサラっと流し見したのを後々後悔することになります。なぜって、これから旅の日程で見るアレコレの遺跡には、石彫が殆ど残存してなかったのです。
ベトナムの遺跡は、ベトナムに暮らす人々は関心を示さず放置されてました。興味を持ったのはベトナムを植民地化したフランス人です。フランス統治時代にフランスの博士や芸術を愛する人が調査し、一番素晴らしい石彫を彫刻はフランス本国に持ち帰ってしまいました。遺跡から運び出したものの、大き過ぎたり、重過ぎて船に詰め込めないものは港に残されました。
時代は下りベトナム戦争時代、ベトナムの抵抗勢力ベトコンは、遺跡が安全だと拠点を築きます。戦争が長引いて切れたアメリカ軍は、遺跡を空から爆撃機で爆弾を落としました。遺跡は破壊されました。ナパームで焼き払われた場所やら、機銃掃射で穴だらけになった遺跡はまだマシな方。でっかい爆弾が直撃した遺跡も多くてですね。地面に大穴が残ってる遺跡もありボロボロです。フランス統治時代に写された写真が残ってて、同じ遺跡か?と目を疑いました。戦争の前に芸術とか歴史的な遺跡とかは弱いのですよ。ベトナム各地では現在なんとかかつての姿に復元しようと、各国が凌ぎを削ってる有様です。
ようやく長かったベトナム戦争が終わり、南北ベトナムが統一したら、政府が遺跡にやってきました。国家の宝物を保存する!と。政府はめぼしいアレコレをここハノイ歴史博物館に持ち去りました。そして後には何も残ってない…。というのがベトナムの歴史の基本です。
これを先に踏まえられたらば、もっと熱心に観察したんだけどな~。

さて、ハノイ歴史博物館を16時35分頃後にしました。ここから次の目的地、焼き物の里、バッチャン村までは約20分ほどとの事ですが…。ハノイの通勤ラッシュが始まってまして、バスの周囲をバイクが多く取り囲んでますね。
さて、派手な色をしたハノイ歴史博物館ですが、博物館のすぐ近くにも黄色の建物がありました。これはベトナムの政府関連の建物は黄色が基本なのだとか。へえ~へえ~へえ~。

バスは高速道へ。紅川をもう一度渡ります。川の向こうに、何かの大規模な畑が見えてきた。アレは何??
すみません。画像をとりそびりました。
ガイドのフォンさん曰く「ベトナム人が大好きのアバの実です。実が若い緑のものは硬いので若者が食べます。老人は柔らかくなった実を食べます」とか。道ばたで山盛りで売ってるのだよ。食べたいのだよ~~~っ。
この時は食べられなかったのですが、後にホテルの朝のバイキングに並んでました。どこかのホテルでは、ウエルカムフルーツで丸ごとアバの実が盛られてました。中に細長い小さめの種がありまして、2ツ割は出来ません。味は西洋ナシのような??青リンゴのような??黄緑色の実は歯ごたえがだいぶんあります。
ーーー考えたのですが。フォンさんの言うアバっていわゆるグァバじゃないかな?日本だと、生のグァバは食べられないから断言は出来ないんだけどな。名前も似てるしな。ベトナム人がハマる味というのも納得です。万人受けする味ですね。
さて、長く続いたアバの畑を途中でそれて曲がったら、もう目的地のバッチャン村に到着です。時刻は17時過ぎてます。

なんつーの?村というより、これは焼き物で儲かってる成金の住む町でしょ?私の想像してた田舎の村のイメージとかけ離れてました。
でもさ。まだベトナム通貨に両替していないんだが買えんがなっ!
旅の始まる前から、母と義母と私の自分お土産は、バッチャン焼きと決めてました。ここでゲットせねばならんのだけど~??
バスはいかにも~!!という建物の前で停まります。

ここは1階と3階が一般の焼き物が。2階がバッチャン焼きの骨董品が。4階でバッチャン焼きの作陶作業をしてます。まあ到着時間が遅かったので、既に作業してる人はいませんでしたが。観光客は最初に4階の作業所でバッチャン焼きの説明を聞きます。

さて。到着前のバスの中で、ガイドのフォンさんの簡単なバッチャン焼きの解説がありました。
曰く「バッチャン焼きの模様で、トンボと菊の模様は日本人がもたらした。ハス模様はベトナムのものです。バッチャン焼きは有名になり、ニセモノも多いですが、本物は焼き物の裏にバッチャン村の印があります。買い物は米ドルでも出来ます」だそうで。
よし、買うぞ~~ッ!!
翌日配られた添乗員さんのお手製の旅日記には、『バッチャン焼きはベトナムで一番有名な焼き物の村で、1000年以上の歴史があります。もともとは農家のサイドビジネスとして始まったものでしたが、今では村の80%が焼き物にかかわっています。16世紀には日本にも輸入され茶人達にも愛用されました。バッチャン村の土を使い、絵付けはすべて手書き。700度500度のカマで2度焼きします。白地に赤や藍で彩られた花模様、トンボ柄が有名です』だとか。
ぶっちゃけ、旅行会社の当初企画した日程では、バッチャン村の訪問は旅の4日目だったのです。ンだからして予習が出来てません。や~、旅の寸前まで桜に浮かれてたのが敗因ですわ。桜好きの日本人としては後悔はしてないがなっ!!
ンでも買うよっ!海外旅行で焼き物買って戻るのは、私の鉄板なんですっ!(自慢にはならない)

実際並んでるバッチャン焼きはどれも魅力的。目移りしちゃいます。

でもね。バッチャン焼きは予想以上に高価でした。さすがにベトナム一有名な焼き物だけあります。外貨獲得の経済商品なのね。
だって、小さい湯呑み1個が10ドルもしやがるんですわ。それに皿付きの湯呑みだと15ドルにもなるの…。お高いの~~~っ!!(魂の叫び)
ベトナムではありがちなのですが、一杯買うとおまけがつきます。基本5個買うと1個おまけになります。ンでもさすがに湯呑みを5個も買えません。5個全部を無事に日本に持って戻れると思いません。
なんだかんだで結局二人の母には普段使いしてもらえる菊と蓮の赤い模様の湯呑みを。自分用にはトンボ柄の湯呑みと皿のセットを購入しました。湯呑み3個かったら、焼き物のスプーン(3ドル相当)がおまけでついてきた。それに雰囲気ある竹のような何か植物で編んだ袋に入れてくれたしな。
ボラレまくりであるが、母達が気に入ってくれたら嬉しいわ。…飾るなよ!

今回旅行会社が案内したお店はでトイレもすます。ベトナムでは基本ちゃんとしたトイレは土産物屋かドライブインにしかないとかで、土産物屋に連れ回しませんが基本姿勢の日本の旅行会社は不本意だとか。でもベトナムのお国柄なら仕方ないね~。
さて。旅の1日目で日本で両替した100アメリカドルのうち、35ドル(日本円換算で4200円)を使っちゃった訳です。いかんな~。早いとこベトナムの通貨ドンが欲しいものです。そんなこんなでいよいよ本日の宿泊地、ニンビンに向います。ところで、ハノイからニンビンは120キロ離れていて、ニンビン到着は遅くなる。事前に添乗員から電話があった時、お腹がすくから食べ物をバスに持ち込めとアドバイスがありました。私が持ち込んだのは当然あられです。ベトナムで食べるしょうゆ味のあられも美味い~~っ。
そんなこんなで、ニンビンのホテルに到着したらもう夜だった。車外は暗くてホテル周辺に何があるか分からない。確か午後7時半を過ぎてたような~?
添乗員「一度お部屋に案内すると、更に食事の時間が遅くなりますので、このままホテルのレストランに案内します。まずは飲み物を注文下さい。バイキング料理なので、お好きなものをおとり下さい」
なるほど!合理的だ。ンでもダンナのハノイビール2ドルはともかく、ジャスミン茶が2ドルは納得いかんな~。つーか、お茶が2ドルは旅の全食事中最高値だったかもしれん…。

機嫌は、早速登場のベトナムの本場のフォーで直りました!や~、自分でもフォーは作るけど(ダンナが面白がって、たまに面白食材を買ってくるんです。作り方はWEBで検索して作ります。タイ米の美味しい調理法を知った時は、目からウロコでしたよ)、フォーのスープが美味いな。出汁は鶏が基本として、他にも何か使ってるな。何だろ?

あと、ベトナムはフルーツ王国なのね。多種のフルーツが新鮮で完熟。日本だとお高いフルーツも山盛り並んでます。画像の中の白い中に黒いポツポツのあるのはドランゴンフルーツです。これは毎朝のように置いてありまして、大概頂きました。日本で買おうとすると、デパートのフルーツ売り場で個装して並んでるお高いフルーツです。ドラゴンフルーツの味をどう表現すればよいのか?甘くはない。固くもない。なんだろう?強烈な味ではないけど、好みの味だった。ドラゴンフルーツがバイキングに並んでると、必ず食べた。
他フレートに乗ってるコップの中は、チェーと呼ばれるベトナムぜんざいです。なんつーの?葛湯に黒米と煎り米が浮いてる感じです。
フレートの右上は、カップケーキです。ベトナムはフランスの植民地だったことから、パン文化も根付いてます。パン好きのダンナはベトナムのパンは美味しいと言ってましたが、正直みっちりぎっちり詰まってる感じでふわふわ食感の日本のパンやケーキとは別物でした。
さて。食事が終わったら飲み物の清算です。って事で4ドル支払い。…明日の朝の枕銭に1ドル置かねばだから、1ドル札が残り5枚。旅の一日目でこれはアカ~~ンっ!!成田で1ドル札を増やしておくべきだったわ~~。後悔しても遅いのだ。そこで添乗員さんにお願いして、10ドル札を5ドル1枚と1ドル5枚に両替してもらう。本当はイカンのです。旅仲間がみんな添乗員さんに泣きついたら困るものね。反省する。

さて私の部屋は809号室。部屋は広かった!

ヨーロッパや日本の都市部の狭いホテルを知ってると、とても贅沢な気分になります。ちなみにアメニティは期待してなかったけど、普通に普通だった。しかも後々驚いたのですが、今回宿泊した全てのホテル(ハロン湾のクルーズ船含む)に置いて、ドライヤーは備え付けてありました。しかも熱いお湯が一杯出た!結構厳しいかも?と予想してたのですが、いい感じに予想が外れました。

昨日は写真屋で1日が潰れた。
ベトナム旅行でデジカメが壊れたので、画像再生確認が出来ません。携帯画像はパソコンに取り込んだんだけどね。デジカメは購入以来放置してあって、カードを一度もパコソンに取り込んだことないの。何がいいたいか?というと、データー容量が大き過ぎて、プリントアウトする画像を自宅で確認出来ないまま写真屋へ突撃するハメになったんですよ。写真屋に到着したのは午後2時過ぎでした。閉店の午後7時までねばりましたが、画像を全部確認出来ませんでした。今日延長戦です。ぐったりです。写真屋のおっちゃんには「大変だね~」と言われたけど、ここまで時間がかかるとは…。何枚プリントする気なのか?そもそも漫画化を前提にしてない旅のハズ…。でも5月のイベント合わせにコピー誌を描くならば、それなりに画像は欲しいのさ。漫画化するエピソード部分だけプリントアウトするつもりだったんだけどね。歯抜けでプリントアウトすると、後々困るのが目に見えてるから、結局全部チェックして…。気付いたら閉店時間になってたぜ。あ~あ。って事で、今日も行って来ます!

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2 コメント

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目からウロコ (あられ)
2015-05-06 18:47:21
ジャン様、いらっしゃいませ~。
ふわふわパンは添加物でふわふわなのですか??
し、知らなんだ~。
って事は、みっちり重いパンの方が健康的なのか??
そうでなくとも、フランスパンが塩辛くてめっきり買わなくなっちゃったのに、おでかけの定番あんパンも健康に悪いとなると…。こ・困る~。
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Unknown (ジャン)
2015-05-06 00:21:19
ふわふわのパンって添加物満点で身体に良くないんですよ。健康の為にそういう知識もおつけになった方がよろしいかと。…おっと失礼。
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