最高気温15度。
暦の上に春がくると、春の使者は、その手(前線)をスバヤク伸ばし、
寒気を追い払い、今年はじめて、まとまった雨を四万十に降らせてゆきました。
「さて、そろそろ、わしらにも仕事をさせてくれ・・・」とでも言わんばかりに。
昨夜よりも、ぐっとあたたかな空気が流れるベランダのイスに座った僕は、
ウイスキー片手に「やわらかな春の雨」とは違う「ぶっきらぼうな早春の雨」をながめました。
我が家の庭を濡らし、田畑や山の木々を潤し、川を満たしてゆく雨。
すでに漉きかえされた田にもたっぷりと水が入る、でも、カエルたちはまだユメのなか。
遠くの空からは、カミナリの音も聞こえてきます。
この雨で、四万十川は約1メーターほど水位を上げました。
その水の色は、オリーブグリーン。(思わずカヌーで漕ぎ出したくなる)良い水量。
今年の高知のさくら開花予想は、3月24日ごろ。平年よりちょっと遅めです。