おはようございます。四万十は、晴れ。
花冷えの朝。太陽は、白いベールのような薄雲におおわれて、なかな顔を見せません。
うーん、ひやい・・。
川をわたるヒエヒエ風が、橋をいろどるサクラ色を吹きはらってゆきます。
「空をゆく ひとかたまりの 花吹雪」高野素十
今日の最低気温は、1、9度。
上流側。
最高気温15、9度。
午後になっても、空はスッキリと晴れず。
陽ざし少なく、ヒンヤリ冷たい風に、咲きたてのツツジの花も小さくふるえています。
ときおり、庭にさしこむ西日が、萌黄の葉をあざやかに輝かせている。
わぁ、キレイだなぁ・・・と見とれていると、「チョットコーイ!」コジュケイが鳴きました。
イカナイモンネ。
『わたしたちの多くは、まわりの世界のほとんどを視覚を通して認識しています。
しかし、目にはしていながら、ほんとうには見ていないことも多いのです。
見すごしていた美しさに目をひらくひとつの方法は、自分自身に問いかけてみることです。
「もしこれが、いままでに一度も見たことがなかったものだとしたら?
もし、これを二度とふたたび見ることができないとしたら?」と。』レイチェル・カーソン
南国土佐の短い春が、もうすぐおわる。
サクラの花がすっかり散れば、四万十は、もう新緑の初夏に。
今しかない季節の色を、しっかり目で見て、心で感じおかなければ、と思う春の夕です