おはようございます。四万十は、快晴。
少し冷たい風が、萌黄色の岸辺をザワザワ鳴らしてゆきます。
水辺にたたずみ、朝日とコーヒーにぬくもりながら、瀬音と鳥の歌を聞く。
春の朝の美しさと心地よさにボヤボヤしてたら、もう朝がおわりそう。ハラへった家に帰ろう。
春宵一刻値千金と言いますが、春の朝も価千金ですね。
今日の最低気温は、3、1度。
最高気温 21、0度。
陽ざしがぽかぽか、風がそよそよ。のどかな春の午後です。
『春は、地上の空気中にも、またモグラのまわりの土のなかにも動きだしていました。
そして、いまでは、暗くてみすぼらしいモグラの家のなかまではいりこんで、
なんともいえないそわそわした、じっとしていられない気もちで、
そこらじゅうをいっぱいにしてしまったのです。
とすれば、モグラが、きゅうに、はけを床の上に投げすてて、
「え、めんどくさい!」とか、「なんだこんなもの!」とか、春の大そうじなんてやめっちまえ!」
などといいながら、上着をひっかけもしないで、家からとびだしてしまったとしても、ふしぎはありません。』
「たのしい川べ」ケネス・グレーアム著
春のユーワクに負けたアーク佐野も —大好きな物語の一節のように—
艇庫の大そうじなんてやめっちまえ!と家をとびだしたのでした。
おーいモグラくん、カヌーに美味しいものをこじゃんとつんで、春の川にピクニックにでかけようよ。