アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

いつかユメ見る川で

2005-07-01 | 四万十川 夏

 最高気温28度。

 20時30分。フロで半身浴をしてると窓の外が一瞬白く光りました。

ゴロゴロと遠雷。数分後、バラバラと雨粒がにぎやかに屋根をたたきはじめました。

僕は、読んでいた本を放りなげ、フロ場の窓を開け、暗い空を見あげました。

そして願った。「おっいいぞっ、降れ!もっと激しく止まずに降れ!

水量が少ない四万十川に恵みの雨になれ!」と。

 

 雨不足で流れが細くなり、水がにごりがちな今の四万十川。

そんな川を見て僕は、「もう一つの四万十川」の姿を想像することがたまにあります。

それは、(流域の山が、現在のようなスギ・ヒノキの植林に占拠されず)

広葉樹が多く、ダムもなく、無意味な開発をされていない四万十川です。

(四万十川は本流と大きな支流にダムがある)

 

 そんなよい環境の川では、今以上にどれだけ自然、水量、生き物が豊かな事だろうか・・・。

そんな想像がいつか現実となり「もっと楽しい川旅ができればいいなぁ」と夢想するのです。



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