2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2021)再掲です
おはようございます。四万十は、晴れ。
朝日が沈下橋を照らせば、もう暑い。でも、今朝の川の上は、
吹きぬける北よりの(乾いた)風が、暑さを吹きとばしてくれるので、心地いいです。
つかの間、心をからっぽにして、空、山、川をながめる。ふぅ、気持ちがおちつきます。
今日の最低気温は、25、1度。
最高気温31、8度。晴れ。
ジリジリと強い陽ざしが照りつけて蒸し暑い午後ですが、
ザワザワと木々をならして家を吹きぬける風が、汗ばむカラダをさましてくれます。
それにつけても、深き緑のなかに吹く風の心地よさよ。
遅い午後。1時間ほど近所をはしったあと、ザブザブと頭から水をかぶり、
ぬれたままベランダのイスにすわって、風に吹かれながら本をひらきました。風読(とはいわないか)です。
『「もし地球が、100cmの球だったら地球の表面は全部で2畳ほどの広さです。
そのうち1畳半弱が海で覆われています。海の平均の深さは0、3mmほどしかありません。
海水は全部で660CC、体積にしてビール大瓶一本ほどです」
直径1メートルの地球の677CCの水のうち大半は海水で、淡水はわずか17CC。
そのうち12CCは氷河になって氷結してるから、飲み水として流通している淡水はわずか5CCでしかないという。
その小さな地球に住んでいる人々が利用できる淡水はスプーン一杯の量なのだ』
『簡単にいうと、いま地球に存在する飲料水にたいして地球上で生活する人間の数が多すぎて、
すでに世界には清潔な水が手に入らない人が9億人近くいる。
このままでいくと10年後、20年後にはこの数が加速度的に増えていく、ということがはっきりしている。
2008年の世界の人口は67億人。
国連の統計によると2025年には80億人に増加するという。
また水不足で不自由な生活を強いられている人の数は、2025年には55億人に達すると推算されている』
椎名誠著「水惑星の旅」より
本をとじ、ぽけっと夏空をながめながら思う。
ジャブジャブとふんだんに清潔な水が使え、ゴクゴクとすきなだけ水道の水が飲め、
バシャバシャとぞんぶんにキレイな川と遊べるくらしは、なんとありがたいコトだろうか、と。
でも、この国の山、川、海などの水をめぐる(水質汚染の)現状をおもえば、暗澹とした気持ちにもなります。
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