アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

秋雲の下で

2005-10-11 | アークツアー 秋~晩秋

時々 最高気温25度。

 「じゃぁ、沈するね!」

少年は「えいっ」と体を横に倒し、水の上でカヤックごとひっくり返りました。

そのすぐそばで、彼のお父さんがその様子を見守っています。

カヤックから抜けだした少年はニコニコと笑顔を見せた。

「いい光景だなぁ・・・」と僕は思う。

 

 そのあとは、口屋内沈下橋からの飛び込みです。

「きゃぁー!」「わぁー!」飛び込むたびに歓声があがりました。

泣き出しそうな秋曇りの空の下、口屋内沈下橋でのデキゴトです(1ディツアーのゴール地点)。

 今日は、網代から口屋内までの約11キロを、カヌーでのんびりと下りました。

深場が多く、浅瀬が少なくカヌーが座礁しにくいコースです。

(江川崎からの網代の4キロ区間は、水量がよいときは瀬も楽しいコース。

でも現在の川の少ない水量では、カヤックは浅瀬で座礁してしまい、

足元が滑る水の中でカヤックを引っ張って歩かねばなりません。

そんなわけで、今日は網代休憩所から下るコースをえらびました)。

 

 四万十は、台風14号の大増水以来まとまった雨が降っていません。

今シーズンもっとも水量が少ない川は、

流れがグンと細くなってます、でも水の透明度はとてもよい。

沈下橋の上から3、5メーター程の川底がはっきりと見えます。

川面の水温25度。今日は風がなく、泳いだあとでもそれほど寒くはありません。

 

 今年、釧路川をカヌー(カナディアン)で下っている、ゲストの横浜Hさん一家。

「わぁ、水がキレイ!」「船首が水を切って行く感じがいいねぇー」

「カヌーから見る景色がやっぱりいいねぇー!」

初めての四万十川、初めてのカヤックをとても楽しんでる様子がこちらにも伝わってきます。

ガイドの僕も、とてもうれしい気分でパドルを漕いだのでした。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 微力ですが・・・ | トップ | ひびわれちまったかなしみに »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アークツアー 秋~晩秋」カテゴリの最新記事