アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

星降る川から(気まぐれダイアリー)1月13日

2025-01-13 | 星降る川から(気まぐれダイアリー)2025

 おはようございます。四万十は、晴れ。

淡く白みがかった青空、やわらかな陽ざし、じっと動かない木々の枝葉。

おだやかで静かな真冬の朝は、川原でコーヒータイム。

風のない水辺に、ゴロリ寝転んで、目をとじれば、

あたたかく明るさを増した陽ざしに、「光りの春」は近し、と感じます。

 

ツキ―(月)ヒー(日)ホーシー(星)! 

岸辺から、かろやかな歌声が聞こえてきました。口笛のような。

「イカルもね 春まちきれず フライング」。

今日の最低気温は、1、9度。

 

イカル – BIRD FAN (日本野鳥の会)

黒い頭部と大きな黄色いくちばしが特徴。 全長:23cm 九州以北の低山の林。 小群になることが多く、飛ぶと翼の白斑が帯になって見える。 「キョッ、キョッ」と鳴く。 さえず...

BIRD FAN

 

 

 最高気温11、1度。晴れ。風さわがしい午後です。

冬の谷を吹きぬける北風が、緑葉をザワザワと冬芽の枝をカタカタと鳴らしていきます。

日だまりに、あざやかに赤いサザンカの花も、小さくふるえてます。

小寒(1月5日)から立春(2月4日)にかけては、1年でもっとも風が冷たい季節。

でも、山に入るのが少しおそくなった太陽に、のびた日暮れに、春の足音もわずかに感じられます。

 

♪きれいな月だよ出ておいでよ 今夜も二人で歩かないか♪

明日1月14日は、満月です。ウルフ・ムーン。

人少なく、灯り少ない四万十川の川原は、月を見るにもよいところ。

焚き火にあたり、お酒でも飲みながら、凍夜のまあるい月をのんびりながめてみては?

ごろごろ石の川原では、コットを使うとカイテキですよ。

 

「新年最初の満月の光りを、沈下橋で浴びると、1年の願いごとが叶う」とこのあたりでは言われます。

ウソです。これは今、僕がかってに思いつきました。

でも、—緑のなかを青くながれる昼間の川とは、ちがう表情を見せる —

神秘的なムーンリバーは、あなたの運気を、きっとグッと高めてくれますよ。ぜひ。

 

そんな、ムーンリバーをカヌーでゆくのもまたオツなもの、です。

「秋のムーンリバーで」

秋の満月の夜。月明りながれる川をカヌー(カナディアン)で下る。

ムーンライトマジック。月光の川は、ほの白い光りのなかで、蒼く幻想的な姿をみせている。

聞こえるのは、風、水の音、鳥の声。感じるのは、野生の息吹。

神秘的な夜の自然に、ノーテンキな乱入者は、畏怖の念をだく。

 

♪Moon river, wider than a mile♪

などと口ずさみながら下れば、月影の小さな瀬でバランスをくずして、おっとっと・・・。

アブナイ、アブナイ。暗い水の世界に、ひきずりこまれるのはゴメンだ、ぜよ。

 

淡い月灯りが照らす川原に上陸し、小さな火をおこす。

アルミフォイルに包み焼いた肉、チーズ、まあるい月を肴に、ウイスキーを飲む。

コットに寝袋をひろげ、もぐりこむ。そして、月の下で眠りにつきながらおもう。

水面から見た今宵の月は、ちょっとレアな体験として、記憶の夜にも昇るのだろう、と。

 

「あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。1月14日(火)。

おつきみかぬーしますから、おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい」 さのねこ 拝

画像は、5月の月。

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ヒカリと風の冬の四万十へ

2025-01-13 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2015年冬に書いた「ヒカリと風の冬の四万十へ」。再掲です。

最高気温12、9度。

 「灰白色の雪国を出て、夜を抜けると、そこはヒカリと風の四万十だった」

1月13日。早朝。

高速バスで中村駅に着いた僕は、駅のロータリーに差し込む強い陽光に目を細めました。

 

 午後。家にもどると荷物の片付けもそこそこに、日当たりとながめの良いベランダの椅子に

どっかと腰を下ろし、プシューと缶ビールを開け、ぼんやりと空と景色をながめました。

・深く澄んだ青空・明るい初春の陽ざし・少しやわらくなった北風・冬枯れの庭

「ああっ、サンシャイン・カントリーに帰ってきた・・・」としみじみ思う。

*高知県の年間日照量は、全国トップクラス。

 

*それにしても、バスの接続が悪すぎるよなぁ・・・。

四万十ブルーライナー(京都大阪~高知西南部を結ぶ高速バス)が早朝の中村駅に到着する。

しかし、中村~江川崎間の始発のバスは、ほんの少し前に出発してしまっている。

次のバスは、昼過ぎ・・・うーむ(一日に3便。日曜、祝日は運休)。

接続がよければ、夜、京都や大阪を出発した旅人は、

次の日の午前中には、四万十川中下流域で遊んでられるのに・・・。もったいない。

 

 皆さん、お久しぶりです。お元気でしたか?

アーク佐野は、3週間ぶりに冬の四万十に帰ってきました(出稼ぎを終えて)。

「2015年・アークツアー」スタートです。

今年も「四万十川で一番楽しいカヌーツアー」をゲストの皆さんに提供したいと考えています。

なにとぞよろしくお願いいたします。

今日の四万十は、雨上がりの大風がゴウゴウと吹いています。

沈下橋でマントを広げれば、橋から空の彼方に飛んでいけそうなほど。

昨夜のザァザァ雨で、四万十川の水位は微増。カヌーで下るには良い水量です。

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9月11日に考えたコト(成人の日に)

2025-01-13 | ・最新のお知らせ・イベントなど

今日は、「成人の日」ですね

若き日に旅をしておいた方がいいんじゃね!との思いから。老婆心ながら。

「9月11日に考えたコト」2009年に書いた旅雑文です。期間限定公開終了

  最高気温29度。

「最近は、昔にくらべて、若い人の一人旅がずいぶんとへりましたねぇ・・・」

先日、ある地方で、若者むけの宿を経営するかたとそんなハナシをしました。

僕やその人が若かったころにくらべ、世の中不況で仕事や収入もへったし、遊びかたも多様化し、

わざわざ孤独な(お金もかかるし)一人旅にでかける若い人は少なくなったようです。

でも、世間の景気が良かったころだって、長い期間一人旅をしようと思ったら、

一大決心、会社をやめ、社会から転げおちたような悲壮な気持ちで、旅に出た人もおおかったと思います。

(まぁ、景気のよいときは、次の仕事はすぐに見つかったけど)

人生を長い目でみれば、たかだか1年とか2年のハナシなのですが・・・。

 

 僕が海外の旅先で出会った欧米系の連中は、肩のちからをぬいて、

それぞれが自分のペースで、キラクに旅を楽しんでいるように見えました。

彼らは、学校を卒業したあと長い旅をし、見聞をひろめたのち就職する。

就職してからも、長期休暇がとれるのも、なんともスバラシイ。

それがごくあたり前の社会が、僕にはなんともうらやましく思えたものです。

 

 おおざっぱな意見ですが・・・。

期間限定公開終了。続きはカテゴリー「レター&旅雑文」でご覧になれます。

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