アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

サンキュー・ブラザー ( Heart of Gold )

2025-01-18 | ・最新のお知らせ・イベントなど

サンキュー・ブラザー ( Heart of Gold )

2021年冬に書いた「旅雑文:追悼文」再掲です。あれからもう4年・・・。期間限定公開中。

銀座で托鉢 震災犠牲者を弔い続けた僧侶 新型コロナで突然の死 <あの日から・東日本大震災10年>:東京新聞 TOKYO Web

東京・銀座で托鉢(たくはつ)を続け、東日本大震災の被災地で死者を弔い続けた一人の僧侶が、新型コロナウイルス感染症で亡くなった。66歳。...

東京新聞 TOKYO Web

 

 

訃報。2021年1月18日。僧侶 望月崇英さんが(望月英夫:アントニオ)逝去しました。

アントニオは、ARK(アーク)の名付け親です。

僕は彼と、毎日のように一緒にすごしていた時期があります(自然学校時代に。四万十移住時に)。

愛犬ふうと共に、海、山、川で沢山遊んでもらいました。

いつも飄々としてるアントニオは、いろいろな遊び方やユニークな物の見方を教えてくれました。

ラブリーなクシャクシャ笑顔を浮かべながら、出来の悪い弟のような僕にもやさしく。

 

『一昨年の夏。

アントニオは、愛犬「ふう」と荷物を我が家にあずけ、1ヵ月半かけてお遍路さんルートを歩いた。

僕は、1ヵ月半も大好きな「ふう」と暮らし、遊べ、とても楽しかったし、

お遍路さんを終えたアントニオの話は、めちゃめちゃオモシロイものであった。

・ものすごい大金持ちの、会社社長お遍路さんと知り合った話。

・会社をリストラされ、借金に悩み、死のうと思って四国に来たが、

でも、ふと気づくと、もう4周もお遍路ルートを歩いてるお遍路さんの話。

・お遍路さんを接待してくれる、やさしい人々の好意を悪用する、悪徳お遍路の話など・・・

 

 アントニオは、ARK(アーク)の名付け親でもある。

屋号を決めかねていた僕は、彼に相談した。

すると、当時、米軍基地で働きながら坊さんになるために修行中だった彼は言った。

「ARKおがいいんじゃないのー!佐野さん。サンスクリット語で、まあカンタンに言うと、

すべての生命の始まりを意味する言葉だよ。ちなみに、ノアの箱舟の名前がNoah of arkだったと思うよ」

鼓膜にビンビンと響くでっかい声で 教えてくれた。

 

 「ARKかぁー」。僕には、大き過ぎ立派すぎる屋号だ、と戸惑うが、

期間限定公開終了~。つづきは、カテゴリー「レター&旅雑文」でご覧ください。


星降る川から(気まぐれダイアリー)1月18日

2025-01-18 | 星降る川から(気まぐれダイアリー)2025

 おはようございます。四万十は、快晴。

川のうえから見あげる空は、冷たく冴えた冬ブルー。一欠けらの雲も見えません。

無風。キリリと冷えた大気の川は、薄闇のなかでシンと静まり返っています。

やがて、東の山に朝日がのぼると、西の山に楕円の月がおちてゆく。

月しずむ谷。今日も地球はじっくり動いているのだ!とほざきつつ、

朝日まぶしい橋の上で、大きく深呼吸し、ゆっくりとカラダをほぐし、さぁ、今日をスタートです。

 

などと、コタツのうえのPCに向かいブログを書いていたら、背後から焦げた匂いが。

ん?あっ、そうだ鮭をグリルで焼いていたのだ。焦げ焦げ塩鮭の完成です・・・。

ガーン。久しぶりにフンパツして買った鮭なのに。ああっ、小不幸・・・。

(このところの物価高には、マイッチングですね)

今日の最低気温は、-0、3度(江川崎)。-2、9度(中村)。

こちらは一昨日朝の川。

 

 最高気温14、4度(今年最高)。午後も晴れ。

ひさしぶりに、ひねもすおだやかに晴れた四万十です。風もなく、雲もなく。

チャリンコ日和!!昼どき。のんびりペダルを漕いで、2つの沈下橋をめぐってきました。

細道(旧道)の日陰の空気は、ヒンヤリ冷たいけど、日向の陽ざしは、背中にホカホカとぬくい。

少雨の冬の四万十川は、とても水量が少なく、痩せ細ってます。冬枯れの沢は、水が流れず。

あるトロ場では、平水時は水中の川底があらわになり、流れがいくつかに別れてしまっています。

ザァザァと流れる瀬は、入り口が狭く浅く、ウェーブが短めに。

透明度よい水中に見えるのは、ユラユラおよぐ鯉のスガタだけ。

水のなかも真冬。川面の水温は、6~8度かな、と(水温計を持ってくればよかった)。

 

陽あたりがよい涸れ色の道端には、菜の花の黄がチラホラ見えます。

晴天つづきのひどく乾いた空気に、ノドが乾けば

ちょろちょろと岩肌からこぼれる水を飲む。ん~・・・冷たい清水が、歯にしみます、しみます。

2つ目の勝間沈下橋へ。

チャリを押して橋をわたると、ベリッ!と音がした。靴底が、イキナリおおきく剥がれた。

それは、昨秋、リサイクルショップで購入した有名メーカーのトレッキングシューズ。

使用感がすくない良品のわりに(形は古いけど)、1600円という破格の値段は、

メンズ用にしてはサイズが小さく(僕にはジャストサイズだけど)売れないからだろう、と勝手に決めつけた。

わおっ、ラッキー!掘り出し物じゃん!とヨロコビ購入したのであった(新品は10000円ほど)。

 

もしかしてと思い、もう片方の靴の足底をひっぱってみると、やはり、あっさりと剥がれた・・・。

オノレ、オノレ。めっちゃ安いのには、それなりの理由(わけ)があったのだ。トホホ・・・。

そして、冬空を見あげて思う。でもまぁ、これが山歩きの最中ではなくてよかったのだ、と。

皆さんも、リサイクルショップやアウトレットでシューズを買うときは、経年劣化にご注意を!