アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

山のいろが旬な春です

2012-03-27 | 四万十川 春

 最高気温19度。

 4月は、2度目の新しい年の始まりですね、年度という名の。

新年といえば・・・。あなたは、年頭に誓ったことをちゃんと実行できてますか?

(正月は雪山にいた僕は神社に行けず、東の空に向って手をあわせました)

僕はたいていの場合出来てなく、春に仕切り直したりしてます。

「あたたかくなる新年度からはじめればいいや」なーんてコトをつぶやきつつ。

 さてさて、春は樹木たちにとっても新しい季節のはじまりです。

あたたかな地方の低い土地に多いシイやカシなど、

いつも葉っぱが緑色の常緑樹は、春になると古い葉をパラパラとおとします。

そしてその枝先からワインレッドの赤ちゃん葉をひらかせます。

ワインレッドの葉は、夏にむかって少しずつその色が変化して濃い緑色になります。

 

 秋に葉を落とすエノキやカエデなどの落葉樹は、春に冬芽が芽吹き、

萌黄色の葉は、夏にむかって少しずつ緑が濃くなってゆきます。

南国の春から初夏の山は、杉など常緑樹のダークグリーンをベースに、

・ワインレッド・萌黄色・青緑色・クリーム色(木の花)が重なるように山肌をいろどってゆきます。

そして川をわたる風には、木の花、野の花、若葉がかおります。

 

 食べ物や人にもそれぞれの旬があるように、

南国の山の色は、春~初夏がもっともカラフルで美しいのです。見てあげてね。