あるBOX(改)

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心の名ボクサー:カルロス・モンソン

2002年02月01日 | ボクシング
パンパの戦士、モンソン

カルロス・モンソンは70代ファンにとっては共通のヒーローですね。

負けないボクシングで、終ってみれば山場なしみたいな試合もあるんだけれど、
試合中は何か緊迫感がある。
常にリードパンチで相手をコントロールしながら、ライフルの右を狙っているから。

ちょっとでもグラついたら左右ストレートの釣瓶打ちで一気に決めてしまうスリルがある。
その爆発力をファンは知っていたから、生で見ていた方々は、もっと緊迫してご覧に
なっていた事でしょうね。
あれだけパワーと身体に恵まれていたら、シンプルなボクシングで充分だったのでしょう。

まるでパンパの先住民の闘士に、チャールズ・アトキンソンのような英国人トレーナーが
基本だけ伝授したみたいなスタイルでした。

パーソナル的にも面白く、あれだけリング上ではクールな選手が 私生活でがエキセントリック
そのもの、女優と浮名は流すわ(もち不倫)記者は殴るわでメチャクチャ。

そのアンバランスぶりも自称好事家の私を楽しませてくれています(今でも!)。

ハグラーとの仮想対決は、ファンの好みが二分されるトコロですが
(ハグラー有利の意見が多いかな?)、
私はハグラーがモンソンに対してハーンズ戦のような戦い振りが出来るか、かなり疑問に
思っています。

既にレナードによって顎の脆さが露呈されていたハーンズには、渦中の栗を拾いに行く決断も
出来たでしょう(反面あのヒットマンスタイルの前に数ラウンド要するのは危険と、オール・
オア・ナッシングの選択をせざるを得なかった面もあろのかも)。

しかしモンソンは、タフ(本人は謙遜しているが)でスタミナもあり、在位後半に至っても
底を見せていない。

名のある相手に敬意を払いすぎる傾向のあるハグラーは、モンソンのクリンチの前に大人しく
なってしまうのではないでしょうか?

・・・・なんて私の展開予想、説得力ないですかね(笑)。