あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

思い出のKO:フリオ・セサール・チャベスvsルーベン・カスティーヨ

2002年02月15日 | ボクシング
フリオ・セサール・チャベスvsルーベン・カスティーヨ

1985年4月19日 米国カリフォルニア州イングルウッド・フォーラム

WBC世界Jライト級タイトルマッチ
フリオ・セサール・チャベスvsルーベン・カスティーヨ

テレ東初登場は凡庸なプラチェット戦、底知れぬ強さが浮き彫りになったロサりオ戦を経て
劇的KOのテーラー戦は日テレ、無敵のJウェルター王者時代はWOWOW。
最初の評価ウナギ上りの対象となった、カスティーヨ戦とメイウェザー第1戦は本邦未公開。

王座決定戦のマルチネス戦では、ロープを背負ってのカウンター戦法に終始したチャベス
だったが、巧者カスティーヨ相手では前に出て攻勢を取る。

世界一位、4度目の挑戦のカスティーヨも左右フックで出鼻を狙い試合は白熱。

しかし、ディフェンスも冴えるチャベスは、時に受けに回ってベテランのパンチをスイスイと
外し、体を入れ替え一転して攻勢。

ボディから顔面へ左フック、密着戦からネジ込むような右フックでダメージを与える。
(この攻撃は後のロサリオ戦でも実に有効だった)

ラストチャンスに賭けて粘り続けた挑戦者だったが、6Rには連打から首を巻かれてフロアに
倒れ込んだまま遂にストップされてしまう。

万年世界一位カスティーヨの、長いタイトルハントの旅が終わった瞬間だった。

なおも立とうと仰向けのまま首をもたげるカスティーヨを、泣きながら抱きしめるセコンド。
「よくやった。もう充分だ!」と言っているかの様なクローズアップはまるで映画のワンシーン。
感動に一層の拍車をかけた。

「オレはサルバドール・サンチェスを超える王者になる!」と豪語する若き王者。
同じカウンターパンチャーとしての資質を持ちながら、相性に左右されて時に拙戦を
演じる先輩王者を反面教師にしたのか、オリバレスのように観客を熱狂させる王者を目指す
決意表明か、この日の攻勢は圧巻!

その後の快進撃を充分に予想させる強さ、上手さだった。

一方のカスティーヨは、ハンサム(?)な風貌、気さくな性格、堪能な英語とスペイン語を
武器に、引退後はリングサイド・リポーターとして活躍した。