あるBOX(改)

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TV版・濱マイクは自己満足ドラマなのか?

2002年08月10日 | 生活
鳥肌実が出るってんで期待したのだが。
・・・出たのは一瞬(まぁ、味だしてたケドね)。

ウンナンの南原は訳ありの元同級生(でも、その「訳」の説明一切無し)。
HITOMIは、ただ「ばきゅーん!」って言うだけのヘソ出し娘。
窪塚洋介は、「オレが本物の濱マイク!」と言い張るだけのニセモノ。
登場人物の関連性一切無し。
話(ストーリー)無し。

ちょい前に、某月刊誌で「映像美と気取った不条理で味付けした自己満足ドラマ」
みたいなコト書いてあって。
「そりゃないだろう」と思っていたのだが。この回は その通りだった(苦笑)。

2回目だか、UAが出てた「歌の為に恋人を殺ったヴォーカリスト」の回は
面白かったんだけどなぁ。

憂歌団のVO.木村充揮さん、ブルースが掛かる不思議な八百屋のおっちゃん役を怪演
※もともと日本人離れした宇宙人みたいな人だったが、ブルースに嵌まり過ぎて
 雰囲気の黒っぽさに磨きが掛かっていた。凄い人だ)。

要所でブルースが掛かり、UAが「幸福では歌えない歌を歌うために男を殺った」事実が
判明した時点で一瞬流れたのがロバート・ジョンソンの「クロスロード・ブルース」。
十字路で出会った悪魔に魂を売った男の歌。

・・・・・この回はイケていたと思うのだが。

窪塚はダメだ。キチガイ役やキレた役を嬉々とやる役者はダイコンってのは定説。
あと、捨てられた女を「ウキ~」と半狂乱で嬉々と演じる女優もダイコン。
回毎に監督が変わるのがウリの濱マイクだが。

脇役の酒井若菜ちゃんや、阿部サダヲ(ひょっとして天才?)は常に安定しているので、
そっちは安心して見られますがな。
松尾スズキも「阿部は天才。ちょっと前までマルチの営業やってた素人が、初舞台で
見事な演技を見せた」と語っている。

しかし松尾も罪だ。クドカンや蝉之介は売れているのに、それと同等の役者・顔田顔彦は、
お前の付けた訳の分らん名前のせいで売れ辛いだろうが!

まぁ、蝉之介も相当な名前なのだが。
犬山犬子(健康~ナイロン100℃)も売れた訳だがね・・・。