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あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

サンボマスター・ライヴに行ってきた!⑨

2005年04月12日 | 生活
――再びステージ袖にハケるサンボたち。
木内くんは上気した表情。シンバルスタンドに掛けたタオルで何度も汗をぬぐってたもんなぁ・・・。

山ちゃん、再び手を上げて去る。客席も放心状態・・・。

――やっぱり、CS放送でも もう一回出てきてたから、二回目のアンコールありかな?

正直もうグッタリで、ガス欠状態なんですが・・・・。

皆ヘロヘロになりながらも、拍手を止めない。さっき「AXさんの都合もあるから、あと一曲ね」と言っていたサンボちゃんだが、しっかり二曲やったし。CSでも計4曲やってたし・・・。

なんて考えてたら、お三方が再び登場!
わはははははは、やっぱりアンコール二回だ!

「いやいやいやいや」
山ちゃんが芸人さんにように語り出す。
「AXさんの都合が・・・と言いつつ、また演ってしまうワケですがね」

――あんた前回も同じコト言ってるじゃねぇかよ。

木内くん、頭ボサボサですよ。タオルでガシガシ頭拭いたのバレバレですよ、寝グセ状態ですよ。

それぞれにメンバーの名前を呼ぶファン。山ちゃんへの声援が多かったが、「木内!木内!」と木内コールも始まって。

「そうだよなぁ、他のメンバーも凄い頑張ってるんだから、コール起きたってイイよなぁ」なんて思ってると。

「うるせ!!!」
・・・とコールの主へ、山ちゃんの罵声。

「なんだよ~!!」とばかりに笑う木内くん。

山ちゃんの毒づきも芸になってるのか、「ひでぇ~」と言いつつ皆、笑っておる。

「まったくね、チューニングはイイ加減だは、お客さんには毒づくは・・・ロクなもんじゃなぇなぁ(笑)」
山ちゃんは自嘲気味に笑いながら、ミネラルウォータを口にする。

喉かわいたな~。
「山ちゃん、水ちょ~だい!」と声も掛かるが、さすがに客席に水は掛けない山ちゃん。

さっき、モッシュの最中にペットの水ブチまけたヤツが何人か居たがな。
まぁ、熱くて茹だりそうだったから、冷たくて気持良かったけど。ど~で、汗でグッショリだったし。

「なに演ろか?何がいい?」と客席に語り掛ける山ちゃん。

「熱中」と初期チューンを熱望するファンが数人。
「バカヤロウ、今日やった曲でだよ!」と言い放つ山ちゃんに「え~!?」と声が飛ぶ。

アンコールなんだから、他の持ち歌だろ!・・・と思った私も「なんだよ~!!」とブーイング。

おもむろに近ちゃんとヒソヒソ話を始める山ちゃん。木内君も交えて臨時のアンコール打ち合わせ。

「コードは?」「サビの歌詞どうだっけ?」と今ちゃんに訪ねる山ちゃん。

「大丈夫!フォローするから!」とファン(笑)。
学園祭バンドかよ!?・・・とも思えるシーンだが、これもまたサンボらしくてよろし。

まぁ、なに演っても観客が合唱するからOKなんでしょうがね(笑)。

・・・そしてアンコール三曲目は「熱中時代」なのでした。

――以下、続く

サンボマスター・ライヴに行ってきた!⑧

2005年04月12日 | 生活
「月に咲く・・・」は、松尾スズキ初監督映画「恋の門」主題歌だが。

そういえば「青春狂想曲」は「NARUTO」とかいうアニメの主題歌になってるそうだが(やるなぁ、SONY・・・・)。

そういう話題とは別に、単純に「曲」としても充実した名作で。

最近のサンボの充実をあらわしてるって感じなのだが。

「月に咲く花のようになるの」もサビの歌詞&メロディーが素晴らしく、感動の合唱となり。

「夢に見た 景色が嘘ならば 僕ら多分 哀れな影法師」
「どこからか 涙が溢れ出て 月に咲く花のよになるの」

「君の名は 必ず叫ぶから 僕のこと 許しちゃくれないか」
「あふれだす 涙の日々はただ 月に咲く花のよに 僕ら送ろうぜ」

――皆、燃料は尽きかけてるが(←最初から飛ばし過ぎなんだよ!)、それでも「愛しい宴の終わり」が近いことを感じて、力を振り絞って腕を突き上げ、そして合唱!!

オレも声枯れ果ててるが、歌うぜ!!

「月に咲く花のよに 僕ら~ 送ろ~うぜ~ 送ろ~うぜ~♪」
「月に咲く花のよに 笑う~の♪」

・・・閉めのシンバルで、楽曲は終わった。
山ちゃんが腕を上げて去っていく。近ちゃんも重そうな自身の体をステージ脇へ運んで行く。木内ちゃんも、放心したように息を整え、ゆっくりと腰を上げて去っていく。

客席も放心状態だが、それでも拍手と歓声で3人を待つ。

まぁ、当然のように直く3人は現れるのだが(笑)。

歓声の後、個々にメンバーの名前を呼ぶ観客たち。
「オトコばっかりだね(笑)」と笑う山ちゃん。
歓声に対し「オイ!ウチのリーダーを呼び捨てにすんなよ!」と軽くキレる(笑)。

オイオイ、誰がリーダーだよ!?木内君か!?

「でもね、銀杏BOYSの峯田君とかね、女の子に『峯田くぅ~ん』とか言われてね、羨ましいよね」とボヤいたトコロで

「山ちゃ~ん!」と女性の声。
――山ちゃん、照れ笑いの後に

「近藤!」
――と、これまた若い女性の声。

「いまの呼び捨てされたのは、近藤先生の方が悪いなぁ~(笑)」と笑いを誘う山ちゃん。

笑顔で客席に頭を下げる今ちゃんに、再び笑い。

「今日は朝からあいにくの・・・火曜日でね」
――と故・春風亭柳昇師匠のネタを使う愛すべき山ちゃん(言ったのは、もっと前だったかも・・・)。

アンコールが始まった。

「愛しき日々」
「朝」
――と続き、私のスタミナは限界に達しようとしていた。

――続く

サンボマスター・ライヴに行ってきた!⑦

2005年04月12日 | 生活
もうTシャツは、汗でビッショリ。
会場は、皆の体温で蒸し風呂状態。息も苦しく酸欠っぽい。

これが、サンボのライヴなのね。だいたい分かっていたが、やはり壮絶だ。

皆、歌詞知ってるし。歌い捲くってるし。
オレも歌ったけど、うろ覚えなのもあるし。サビしか知らないのもあるし。山ちゃんキー高いから、こっちゃ声出ないし(カラオケでも大変です)、それでも歌うから早々にノド枯れまくってるし。

突き上げた腕を下ろすタイミングも難しい・・・。ホント、腕上げっ放しって疲れるね。上腕に乳酸たまりまくりですよ。

「美しいよ、美しい空気ですよ」
――山ちゃんが再び語る。

「ファイナルも美しかったけど、追加の今日も美しい空気ですよ」

「この空気を作っているのは、あななたちなんですよ」

――またしても会場が沸く。

「あなた、泣いてるんですか!?」
――山ちゃんが客席を指さす。熱心なファンが、感極まって泣いてるのだろう。気持ちは分かるぞ。

オレは、ちょっと予習しすぎて泣けていないが。

「ただひとつ間違いないのは、今日のライヴは『伝説』になるって事ですよ!!!」
――と言われて

「毎回 言ってんじゃん!」
――とか心で突っ込んでるし。←「信仰の現場」でエーちゃんライヴに潜入したナンシー関かよ!

「美しい空気ですよ」
・・・と言われても「ダイヴやってるヤツに、けっこう切れてる人いるよ」とか思っちゃうし(←何度もヤられて、真上のヤツの脇腹殴ってる人あり。オレも肩を蹴られてキレそうになった。皆がダイヴを押し出していくのは「うぜェよ!さっさと逝けよ!!」と思ってる面もあるぞ、オイ)。

それでも、山ちゃんが
「20代の友よ~♪30代の友よ~♪40代の友よ~♪」
・・・と弾き語った時にはウルっと来たし。

メールに否定的な事を書かれても、負けずに前進していこうとする山ちゃんの「決意」には感激したワケだが。

あと、単純に「演奏のアツさ」ね。
今ちゃんのアクションは、ますます大きく(自然に)カッコよくなってるし。

木内君の必死な叩きっぷりも やっぱり良い。ロックのドラムは「一生懸命」に叩くのが何よりなんです!

――曲は、再び激しく続く(途中、何曲か演ったがモーローとして失念)。

「さよならベイビー」
「そのぬくもりに用がある」
「月に咲く花のようになるの」

――と、観客のテンション上がる曲連発で。
合唱・合唱また合唱。

「ぬくもり」は、個人的にサンボ人気を決定づけた曲だと思ってるが。

「すべてをなくした僕と すべてを許した君さ」

「ぬくもりという名のけものみち」

「涙ながれて 愛が生まれる 愛が生まれて 五月雨になる」

・・・のフレーズは、まさに「日本語ロック」を標榜するサンボの面目躍如なワケで。

当然、会場はラストスパートとも言える大合唱。

そこに参加できたのは、本当に幸福だと思った。

ステージと客席間の盲目的な全肯定関係には、少し違和感を覚えたが・・・・。

今、「バンドと観客の関係」を最も考えているのは、ピート・タウンゼンドではなく山口隆なのかも知れないのだから、それをどうこう言うのは止めておこう・・・。

サンボマスター・ライヴに行ってきた!⑥

2005年04月12日 | 生活
「ファイナルの後、少しオフがあってね・・・」
――また山ちゃんが語り出した。

「たまには、みんなの声を聴こうとHPのメールなんて読ませて貰ったのよ」
「そしたら、色んなメールが来てるのよね」

「山口さんは『世界を変えたい』とか言ってるけど、今も世界は悪くなる一方だし、何にも変えられてないじゃないですか・・・・とかね」

「そりゃ簡単に変わるわきゃね~よ・・・って」

「山口さんは『手首切るコの為に歌う』とか言ってたけど、切るヤツは切るワケで。自分の知り合いなんてB’Z聴いてるけど、やっぱ手首切りますよ・・・って知らないよ!!(苦笑)」

「勝手にすりゃあイイじゃねぇか」(会場、笑い)

―――やっぱり、そんな声もあるのね。
凹む気持ちを皆に話して紛らしているんだろうなぁ。

ファンからの「狂信的」に近い「信頼」も、彼等には重荷かも知れないが。
その外側からの「冷ややかな視線」も、売れたからゆえに突き刺さっているのかも知れない。

――気を取り直して曲を続けるサンボ。
「手紙」
「マフラーの揺れる間に」
「週末ソウル」

・・・と、やや大人し目な曲でクールダウン(?)かと思うと「週末ソウル」の後半では「皆さん、踊ってください!!」とギターソロ。

ミラーボールは回り、サンボはディスコっぽいリズムを奏でるが、客席は「徹底的にタテ乗り」(笑)。

ここらで連れがギブアップ。
「もっと続くし、後半は、また激しくなるだろうから」と後方へ戦線離脱。

「そっか、ゆっくり休みな」と送り出すワタクシ。

――え?「ついて行ってやらないのか」・・・って?

大丈夫ですよ!私にゃ、これからのクライマックスが待ってるんですよ!!!←オマエ、もうヘロヘロだろ!?