ボクシングで新王者誕生(あのウィラポンを破る快挙)、快哉・・・と言いたいが、訃報が続いて「喜び100%」とはいかず。
前日には、試合で負ったダメージが元で前日本王者が亡くなってしまうし。
「長谷川vsウィラポン戦の記事を読むべぇ」・・・と買ったスポ紙を読んだら「和製フォークの草分け的存在・高田渡さん死去」のニュースが飛び込んで来るし・・・。
なんとも凹んでしまいましたよ・・・・。
イラク派兵問題への返答として、渋さ知らズがカヴァーして(少し)話題になった「自衛隊に入ろう」。
オリジナルは、高田渡さんの68年発表作で。
正式には、米国フォークのメロディに高田さんが歌詞を付けたモノだが、その歌詞のインパクトで一躍 時の人となり・・・。
他の曲も、同じスタイルが多かったそうだが、皮肉やユーモアの独自性で「自衛隊~」を凌駕するフォークソングは少ないだろうな。
バカに皮肉は効かないが、「自衛隊~」聴いた自衛隊幹部が「募集のテーマに使わせて欲しい」と本気で依頼して来たってのは有名な話で。
最近、再び「自衛隊~」が取上げられる事が多い感想を聞かれ「真面目に自衛隊賛歌だと受け止められないか心配」と仰っていたそうな。
まぁ、少し前にカラオケで歌った時、真面目な顔で「自衛隊賛美の歌なの?」って尋ねられたもんなぁ(←オレがそんなの歌うワケねぇだろっ!!!)。
お亡くなりになったのが、北海道釧路市内の病院と聞いて「オヤ?」と思ったが。
高田渡さんと言えば「吉祥寺」のイメージなので、ツアー先での事か・・・と思ったら、その通りでした。
今月3日のライヴ後に宿泊先で倒れ、そのまま意識を回復する事もなく息を引き取られたとかで・・・。苦痛なき最後だったと思いたい。
白いヒゲに達観したかのような視線は、まさに「仙人」のようで。
酒を愛し、吉祥寺の焼き鳥屋「いせや」に良く出没するという噂を聞いた(一時期は吉祥寺が行動範囲だったから、ぜひ姿を拝みたかったが。姿を見るのは「梅図かずお大先生」ばっかりで・・・)。
つ~か、オレ「姿を見たつもり」になっていた。
「いせや」で飲む高田さんの姿を想像するうちに。何度か「いせや」で飲むうちに、「その姿」を目撃した気になっていた。
人間の「思い込み」「妄想」って凄いなぁ・・・(←オレだけか)。
「日本の吟遊詩人」とも呼ばれた高田渡さん。
80~90年代は酒の飲みすぎで体調を崩し、何度も入院。
インタビューで、そんな事さえ他人事のように話す高田渡さんには、やはり「仙人」の趣ありで・・・。
ライブ中、いびきをかいて寝込む事もあって、活動も停止。
しかし、活動再開を望む声も多く(同業者にファンが多い人だった)、酒量を控えて2000年頃から復帰。
日本各地の小さな会場を回るツアーを行っていたそうな。
知名度もあり、代表曲も売れ、CMにも出演、CMソングも手がけたが、生活は質素だった模様で。
吉祥寺でアパート暮らし、それもまた「仙人」っぽかった。
去年の4月には、高田さんの日常生活を追ったドキュメンタリー映画「タカダワタル的」が公開され、今月の30日から吉祥寺バウスシアターで再上映が決まっているようなので。
久々に吉祥寺に行ってみるか・・・。
昭和から平成の世を生きた「吟遊詩人」「歌う仙人」。
享年は56才だが(死因は心不全)、それが信じられないほど髭は白かった。
高田渡さんの御冥福を、心から御祈り申し上げます。
◆P.S.
「タカダワタル的」上映日程
吉祥寺・バウスシアター(北口サンロード約3分)
4月30日(土)~5月13日(金)
レイトショー 21:15~
前日には、試合で負ったダメージが元で前日本王者が亡くなってしまうし。
「長谷川vsウィラポン戦の記事を読むべぇ」・・・と買ったスポ紙を読んだら「和製フォークの草分け的存在・高田渡さん死去」のニュースが飛び込んで来るし・・・。
なんとも凹んでしまいましたよ・・・・。
イラク派兵問題への返答として、渋さ知らズがカヴァーして(少し)話題になった「自衛隊に入ろう」。
オリジナルは、高田渡さんの68年発表作で。
正式には、米国フォークのメロディに高田さんが歌詞を付けたモノだが、その歌詞のインパクトで一躍 時の人となり・・・。
他の曲も、同じスタイルが多かったそうだが、皮肉やユーモアの独自性で「自衛隊~」を凌駕するフォークソングは少ないだろうな。
バカに皮肉は効かないが、「自衛隊~」聴いた自衛隊幹部が「募集のテーマに使わせて欲しい」と本気で依頼して来たってのは有名な話で。
最近、再び「自衛隊~」が取上げられる事が多い感想を聞かれ「真面目に自衛隊賛歌だと受け止められないか心配」と仰っていたそうな。
まぁ、少し前にカラオケで歌った時、真面目な顔で「自衛隊賛美の歌なの?」って尋ねられたもんなぁ(←オレがそんなの歌うワケねぇだろっ!!!)。
お亡くなりになったのが、北海道釧路市内の病院と聞いて「オヤ?」と思ったが。
高田渡さんと言えば「吉祥寺」のイメージなので、ツアー先での事か・・・と思ったら、その通りでした。
今月3日のライヴ後に宿泊先で倒れ、そのまま意識を回復する事もなく息を引き取られたとかで・・・。苦痛なき最後だったと思いたい。
白いヒゲに達観したかのような視線は、まさに「仙人」のようで。
酒を愛し、吉祥寺の焼き鳥屋「いせや」に良く出没するという噂を聞いた(一時期は吉祥寺が行動範囲だったから、ぜひ姿を拝みたかったが。姿を見るのは「梅図かずお大先生」ばっかりで・・・)。
つ~か、オレ「姿を見たつもり」になっていた。
「いせや」で飲む高田さんの姿を想像するうちに。何度か「いせや」で飲むうちに、「その姿」を目撃した気になっていた。
人間の「思い込み」「妄想」って凄いなぁ・・・(←オレだけか)。
「日本の吟遊詩人」とも呼ばれた高田渡さん。
80~90年代は酒の飲みすぎで体調を崩し、何度も入院。
インタビューで、そんな事さえ他人事のように話す高田渡さんには、やはり「仙人」の趣ありで・・・。
ライブ中、いびきをかいて寝込む事もあって、活動も停止。
しかし、活動再開を望む声も多く(同業者にファンが多い人だった)、酒量を控えて2000年頃から復帰。
日本各地の小さな会場を回るツアーを行っていたそうな。
知名度もあり、代表曲も売れ、CMにも出演、CMソングも手がけたが、生活は質素だった模様で。
吉祥寺でアパート暮らし、それもまた「仙人」っぽかった。
去年の4月には、高田さんの日常生活を追ったドキュメンタリー映画「タカダワタル的」が公開され、今月の30日から吉祥寺バウスシアターで再上映が決まっているようなので。
久々に吉祥寺に行ってみるか・・・。
昭和から平成の世を生きた「吟遊詩人」「歌う仙人」。
享年は56才だが(死因は心不全)、それが信じられないほど髭は白かった。
高田渡さんの御冥福を、心から御祈り申し上げます。
◆P.S.
「タカダワタル的」上映日程
吉祥寺・バウスシアター(北口サンロード約3分)
4月30日(土)~5月13日(金)
レイトショー 21:15~