松崎、小堀に善戦するも・・・
今月5日、後楽園ホールで行われた日本Sフェザー級タイトルマッチ10回戦
挑戦者の松崎博保(協栄/1位)は、王者の小堀佑介(角海老宝石)を頭脳的なボクシングで撹乱。
3-0の判定で敗れたものの、1ポイント差が2名と善戦した。
ただし
せっかくヒットしても左フックはハタく感じ、右フックは流れ気味。
ストレートは突付く印象で、相手に効かすパンチになってなかったのが残念。
小堀の強打を警戒しての攻めだったから仕方ない面もあるが、
動きがバタついた感で、王者のパンチに煽られてバランスが怪しくなるシーンも・・・。
全般的に当てたパンチは挑戦者が多かっただろうが、要所で印象的な強いパンチでダメージを与えた王者が判定上優位だったのは、プロボクシングだから当然か。
松崎、「相手のパンチを止まって見る」癖そのまんまだったもんなぁ(特に前半)。
強打の小堀相手なのに、右ガードは胸まで下がってたし・・・。
心情的に応援していた選手の善戦は嬉しかったが、
金平会長の「次に繋がる試合」とのコメントは疑問・・・。
小堀の不出来に助けられた印象もあり、再戦あったら厳しいんじゃないか・・・と。
「上を目指す為にも、内容ある勝利を」と語っていた王者とともに、挑戦者にも課題が残った試合のように思えた・・・。